見ようかな、でも微妙かな、と迷っていたところに、友人から試写会券を貰ったので、見に行ってきました。ありがとう、け。ちゃん。
予告などで見る限り、ネタ的にはよくある話。それを、どう料理するのかな、と思ったら、あんまり料理してませんでした。原作者は15歳でこれを書いたそうで。確かになーーー、と思います。
・「スター・ウォーズ」を見て
・「ロード・オブ・ザ・リング(映画)」を見て
・サンサーラ・ナーガをプレイして
できあがりました、みたいな。
「指輪物語」を読んで&「パーンの竜騎士」を読んで、
では、ないところがミソね。人生の入り口に立ったばかりの子供に、国の興亡を書け、ってのが無理な話だべな。コバルト文庫なんだよね~、ってのが、おもな感想。
*原作は読んでいないので、原作が映画より深い内容だったら、ごめんなさいです。
映画からは上記のようにしか思えなかったのよ。
それをどうして映画化しようとしたのか。それは、おそらく、
西洋の映画人の
DNAに組み込まれた
「ドラゴン物を作りたい」
という因子が
反応しちゃったんでしょうなあ。「サラマンダー」でも思ったアレだ。作りたいんだよね、彼らは。ドラゴン物を。その欲求が、この小説の映画化を思い立ったんではないだろうかねえ。少年の成長もお姫様も魔術師も悪の王も導師も、映画的にはそれほどインパクトはない。印象に残るのはドラゴン。ドラゴンの造型と、飛翔するドラゴンの浮遊感。ここがキモなんだろうなあ。制作者側は。
そういう自己満足を引くと、いま、これを、映画化する、ってのがわからんのですよ。最近では「指輪物語」「ナルニア国物語」が映画化されましたが、それらは、しっかりした世界観があり、どこかに本当に存在している世界を、映像に切り取って見せた、という感覚があるのですが、こちらは、そこまで「世界」ができあがっていないので(作者の年齢を考えれば当たり前なんだけど)、いわゆる「よくあるファンタジー」になっちゃったわけですわ。
んで。世界もできていない上に、RPGの役割分担程度しかキャラの描き込みがないわけで。それなのに、主役が新人なもんだから、まあ、間が持たないこと。決して、演技が下手なワケじゃないんだけどね。画面的には、1対1の演技が多いから、なんちゅーか、途中で飽きてくるのよ。片方が名優だったとしても(その名優振りが全然活かせていないんだな、コレが)、どうも、たんなる「言葉の遣り取り」以上には発展しないんだな。役者より、脚本・演出のせいだと思うんだけど。
さらに言えば、ロケ地はニュージーランド?すでに既視感。後発組は、こういうところが難しくなると思うんだけど、もうちょっと工夫が欲しかったな。
3部作になるのが決定しているらしいけど。続きが見たいなーー、とは思わなかったです。
と、あんまり良い印象を持てなかったのは、
40歳過ぎた
ヒゲ面の
オヤジなのに
首を傾けて
喋るのが
とっても
Lovelyな
を、無意識のうちに求めてしまったからでは、ない。 注:小山さんのことじゃないぞ!
けど、そういうタイプがいたら
違った気持ちで見ることができただろうな、とは思います。
どこをどう見たら良かったものか。
ファンタジー系を見たことがない人なら
かえって楽しめるのかな?
字幕で「ライダー」と出るたび
別なライダーを思い出しちゃいました。
予告などで見る限り、ネタ的にはよくある話。それを、どう料理するのかな、と思ったら、あんまり料理してませんでした。原作者は15歳でこれを書いたそうで。確かになーーー、と思います。
・「スター・ウォーズ」を見て
・「ロード・オブ・ザ・リング(映画)」を見て
・サンサーラ・ナーガをプレイして
できあがりました、みたいな。
「指輪物語」を読んで&「パーンの竜騎士」を読んで、
では、ないところがミソね。人生の入り口に立ったばかりの子供に、国の興亡を書け、ってのが無理な話だべな。コバルト文庫なんだよね~、ってのが、おもな感想。
*原作は読んでいないので、原作が映画より深い内容だったら、ごめんなさいです。
映画からは上記のようにしか思えなかったのよ。
それをどうして映画化しようとしたのか。それは、おそらく、
西洋の映画人の
DNAに組み込まれた
「ドラゴン物を作りたい」
という因子が
反応しちゃったんでしょうなあ。「サラマンダー」でも思ったアレだ。作りたいんだよね、彼らは。ドラゴン物を。その欲求が、この小説の映画化を思い立ったんではないだろうかねえ。少年の成長もお姫様も魔術師も悪の王も導師も、映画的にはそれほどインパクトはない。印象に残るのはドラゴン。ドラゴンの造型と、飛翔するドラゴンの浮遊感。ここがキモなんだろうなあ。制作者側は。
そういう自己満足を引くと、いま、これを、映画化する、ってのがわからんのですよ。最近では「指輪物語」「ナルニア国物語」が映画化されましたが、それらは、しっかりした世界観があり、どこかに本当に存在している世界を、映像に切り取って見せた、という感覚があるのですが、こちらは、そこまで「世界」ができあがっていないので(作者の年齢を考えれば当たり前なんだけど)、いわゆる「よくあるファンタジー」になっちゃったわけですわ。
んで。世界もできていない上に、RPGの役割分担程度しかキャラの描き込みがないわけで。それなのに、主役が新人なもんだから、まあ、間が持たないこと。決して、演技が下手なワケじゃないんだけどね。画面的には、1対1の演技が多いから、なんちゅーか、途中で飽きてくるのよ。片方が名優だったとしても(その名優振りが全然活かせていないんだな、コレが)、どうも、たんなる「言葉の遣り取り」以上には発展しないんだな。役者より、脚本・演出のせいだと思うんだけど。
さらに言えば、ロケ地はニュージーランド?すでに既視感。後発組は、こういうところが難しくなると思うんだけど、もうちょっと工夫が欲しかったな。
3部作になるのが決定しているらしいけど。続きが見たいなーー、とは思わなかったです。
と、あんまり良い印象を持てなかったのは、
40歳過ぎた
ヒゲ面の
オヤジなのに
首を傾けて
喋るのが
とっても
Lovelyな
を、無意識のうちに求めてしまったからでは、ない。 注:小山さんのことじゃないぞ!
けど、そういうタイプがいたら
違った気持ちで見ることができただろうな、とは思います。
どこをどう見たら良かったものか。
ファンタジー系を見たことがない人なら
かえって楽しめるのかな?
字幕で「ライダー」と出るたび
別なライダーを思い出しちゃいました。