きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「Love Chase!!(ラブ・チェイス)」(1回目)

2014年04月12日 | 紫吹淳(リカちゃん)
夢魔が人間界に行き、
人の恋路を邪魔する悪行を重ねる。
神は天使を人間界に使わし
夢魔の行いを止めるよう命ずる。

2人の攻防が続く。
しかしそれは実は、ある「学校」の授業内のことだった。


というかんじですか。
一幕は短い場面がいくつかあり、
バリエーションもあるので面白い。
二幕はロミジュリ+真夏の夜の夢に加えて
出演者の見せ場を作っているんで
ちょっと間延びしているかな。
公演期間の後半になったら
もっとサクサク進むようになるのかな。

出演者全員が出る場面で
「肩幅のあるガタイの良い女性がいるな」
と思った人がリカちゃんだった。
ごめんなさい。

リカちゃんもミズも男役&娘役両方を演じています。
衣装替えもたくさんあり。
リカちゃんの男役はもちろんカッコイイのですが
ミニスカの可憐なお嬢さんに見えて
潔い行動をとるところがとても男前です。
そのギャップが楽しいです。
ミズは相変わらず男前。

馬場くんとリカちゃんがワルツを踊る日が来ようとは!
馬場くんは背が高いので、
リカちゃんの体格をかなりカバーしてくれました。
それだけでもウハウハなのに、
男役ミズが花代ちゃんを口説く姿を見る日が来るとは!
超ウハウハ!
人生ってわからないわー。

原田さんを始め歌ウマさん多し。

花代ちゃんは良く通る透き通ったソプラノ。
開口じゃない方がずっとずっと良い!
弾けた演技が意外に合っています。

玉野さんのタップは
相変わらず切れが良かったです。


<キャスト・スタッフ>
紫吹 淳
水 夏希

原田優一
野島直人
木村花代
綿引さやか
馬場良馬
青柳塁斗
廣瀬大介
小野田龍之介

玉野和紀

STAFF
作・演出・振付:玉野和紀
音楽・歌唱指導:NASA
音楽監督・編曲:江草啓太
ヴォーカルアレンジ・稽古ピアノ:松井トモコ
装置:松井るみ・石原 敬
照明:高見和義・松田かおる
衣裳:十川ヒロコ
ヘアメイク:福島久美子
音響:戸田雄樹
振付助手:大畑浩恵
演出助手:郷田拓実
舞台監督:佐藤 博・山本圭太
プロデューサー:吉田訓和・田中利尚
製作協力:松本真理(マリアート)
スチール撮影:花井智子
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「あなたを抱きしめる日まで」

2014年04月12日 | 映画
親子ものというより、
人間の原罪とそれを許すのは誰か?という話かな。

生物の営みを否定するなが神の御心なのかね。

ラストは救いがあるといえるのか。

罰せられるのが女だけなのは納得できないけど、
異教徒が口出すことじゃないしな。

ジュディ・ディンチ演ずるフィロミナが
「その時」のことを、
とても楽しかった、とても幸福だった、
と言っていたのが印象的。
彼女にも幸せな時間があって良かった。

ジュディ・デンチの名演は
話に説得力を持たせる。
教会を責め立てる役にもなりえるのに、
普通の小市民の老婦人だからこそ
この話に深みをあたえているんだな。
スティーヴ・クーガン演ずるシックススミスも
俗物のようでそうじゃないようでそうとも言えない辺りが
すごく良いバランスでした。

謎を追っていき、答えを見つける、という
ミステリーテイストの部分も無理が無く
話の流れが綺麗でした。

カトリック教会の非道さもだけど、
ある時期までのアメリカのエイズ対策も
ひっそり批判しているのかな。
「ダラス・バイヤーズクラブ」を思い出した。
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「覇王別姫 ~さらば我が愛~」(第二回 新・午前十時の映画祭)

2014年04月12日 | 映画
複雑な三角関係と中国史を絡め、
なおかつ京劇の世界を描く。
舞台と現実が混じっていく。

京劇の修行ってあんなに大変なのか。
でも今のスター達も京劇学校を出てたりするしね。

それにしてもレスリーの美しいこと!
顔だけでなく、ちょっとした動き、動作、所作も美しい。
手を伸ばすにしても、最短の直線ではなく、
ほんのわずか曲線が入る的な。
私は歌舞伎もよく知らないけど女形ってこうなんだろうな、と思わせる。

そしてコン・リー様もお若くていらっしゃる。平伏。
女のいやらしさを演じさせたら右に出る者などおりません。
夫に義弟を裏切らせて報いがくる。
それが単純な悲劇にならない深さがあるんだよね。

兄者が弟より女郎を選んだのは、
先に裏切られたと思ったからかい?のように、
すごく浅く見ても美味しい映画でした。

レスリーにはもっと長く生きて欲しかったよ。
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