きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「8月の家族たち」

2014年04月29日 | 映画
複雑過ぎて感想が書けない。
すれ違いとか、そんな生易しいものではないけど、
業、というのもまた違う。
人は家族でもわかりあえないということなのかな。
愛情は憎悪も内包するけど、
感情はその2種だけなんて単純なものではない?とか?
みんな好き勝手に生きていて、
都合のいいときだけ寄り添うことを願うなんてことはできない。
それぞれに事情があり、
くっつき、離れ、また戻る。

あのときのことはああだった、と
真相があとからわかったとしても
その時に感じた気持ちは覆せない。
妻が、親は自分より妹を愛していた、という気持ちは
自分の子供に跳ね返る。

妻が、夫より金を選んだように見えるけど、
夫が死に行くことを直視できず目をそらしただけ、とも思える。
そんなことで悲しまない、
自分はそれほど夫を愛していない、
と思い込むことによって
心の奥底の辛さから目を反らしただけな気がする。

やがて自分も苦しみながら一人で死ぬとわかっているんだろうな。
彼女が見下すメイドの「インディアン」が一番親切だけど
それは他人だからであって。
メイドも住み込まなければならない事情があるんだろうし。

長女は結局、母の元に戻るのかな。

メリルが大迫力だった。
ジュリア・ロバーツも「正しいゆえのうざったさ」が良かった。
好みどストライクと思っ正しいヒゲはユアンだったか。
カンバーバッチは若手なのかそうじゃないのかイマイチわからんわー。
顔の長さに対して鼻が短いのかな?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「テルマエ・ロマエII」

2014年04月29日 | 映画
前作の制作の段階ですでに
「ただのコスプレ映画です!」と主張していたもんなので
今作もすごく楽しめました。

濃い顔の日本人がローマ人のコスプレをし、
平たい顔の一族が風呂に入る。
それだけでいいのですよ。

厳密にいうと、あの時代にはパンツがないと思うけど
それは、まあ、さておき、
単純に笑えて楽しかったです。

ぶっちゃけ「1」と同じパターンです。
前半は小ネタ集、後半になんとなくストーリーがある。
だけど、予定調和に入り込んだ者勝ちです。
「二カ国語放送」とか
わかっているのに可笑しい。

北村一輝が実に良い身体でした。
あの胸筋はもっと見せて良いのでは?
乗馬姿も絵になっていました。
上戸彩ちゃんもギリギリまで見せてくれたよ。
阿部ちゃんの尻は見慣れてしまって、
ドキドキ感は失せてちょい残念。
市川さんのコスプレも似合っていたなあ。

♪HEI HEI HO ~ は
頭に残りますねえ。
「歌手」の家族の物語も面白かった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「相棒-劇場版III - 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ」

2014年04月29日 | 映画
国防という考えは核戦争に繋がります。
そんな危険な考えは持ってはいけません。
テロリストと同じです。
自衛隊はシビリアンコントロールを容易く外れ暴走します。
公表はしてないけど武器を所持していろいろ動いています。
日本以外は平和な世界なんです。
戦争を想定する日本は悪い国です。

というテレ朝の主張が漲っていました。
清々しいまでに真っ直ぐな主張でした。
「1」は、なんとかミステリーの体裁を取り繕うとしてましたが、
こちらはそんなことすらしていません。
「言いたかったんだねえ」、と、むしろ割り切れます。

もともと「相棒」は、TVシリーズの1時間枠なら面白いけど
映画も含め2時間(以上)枠になると「国家陰謀説」ネタを絡ませ
「政府は悪い」「国民を騙して悪いことをやっている」を言うだけ言って、
肝心の中身をおろそかにすることが多く、
だから今回もそれ系だろうな、と思って臨んだので
それほどガックリ感はありませんでした。

今回の目玉はソン君の登場なので
それを見たから、もう、別にどうでもいいです。
ミステリー要素なんて気にしてません。
「右京と亨の大冒険」と思って見れば許容範囲内です。

ただ、ソン君とカイト君が並んで立つのを見ると、
右京さんってば両手に花ね、とウハウハしつつも
右京さんの隣はソンくんの方がしっくり来るわ、
カイト君の存在感って陣川さん並だよなあ、と改めて思いました。
それって、タイトルに合ってないよなあ。

三浦さんが出てきたのは嬉しかった。
ただ、後半は役者さんのスケジュールの都合なのか
芹沢さんが欠けることが多く
「トリオ・ザ・捜一」は前半だけだったのが残念。

石坂浩二は「喰えない狸親父」を演じるには底が浅いな。
この前見た「細雪」は良かったのになあ。
バラエティに出過ぎて芝居のやり方を忘れちゃったのかなあ。

釈ちゃんは頑張っていたのはよくわかるけど
アクションは今三つだった。

民兵組織が数名で、
一企業の社長さんの出資で運営されているのは
ショボいといえばショボいけど
最近よくある「革命を起こす!」だとパターンすぎるから
かえって「この程度」の方がリアリティがあったかもね。

ところで、空気感染するウィルスって、
施設ごと爆発させちゃっても大丈夫なの?
海上で消えちゃうの?
あそこで回収はしてないし、(ないよね?)
確かめていないからこそのトリックだよね。
ま、そんなことを気にしちゃいけないか。

馬に蹴られて、と聞くと
「銀星号(白星号)」を思い出しちゃいますね。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする