きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「第二章 -CHAPTER TWO by Neil Simon-」宝塚専科&星組

2014年05月17日 | 宝塚(専科、スケジュール、雑談等)


妻を亡くしたジョージ。
その傷はなかなか癒えない。

ふとした偶然から
弟の知り合い(実は浮気相手)フェイの友人、
ジェニファーと付き合うことになる。

ジェニファーも離婚したばかりだった。

人生の第二章へ、なかなか踏み出せなかった2人が
急速に距離を詰め、結婚へ。
だが、、、


日時だけで取ったら、
千秋楽だったことに昨日気がつきました。

芝居としては面白かった。
4人だけのストプレだけど、
テンポも展開も歯切れよかった。
理事主演で2シチュエーション芝居なので
セットもしっかり作りこんであった。
上手にジョージの書斎、
下手にジェニファーのアパートの一室、が据え付け。
それをライティングや幕などで切り替えていた。

映画のあらすじを読むと、
ハネムーン先でいろいろあったようで
この芝居では省略されていたけど
話は上手く流れていた。

ただ理事が演じた男の煮え切らなさに
ちょっとイライラした。
男だから煮え切らないのではなく、
第二章へのアプローチが
死別と離婚とでは違うのはわかるけど
それでも、一度決めたんだからさー、と思うときがあった。

ダーイシらしい下ネタ爆発だけど、
寝室がある2階へ行く階段を2人で上るときが
一番ドキドキした。

ねねちゃんは理事相手の元人妻を好演。
大人っぽいので実年齢の差は感じない。

ミニショーはコテコテ歌謡曲。
ねねちゃんは中森明菜。

じゅんこさんは芸達者。
轟さんの弟役でも納得。
ずるくてお調子者でチャーミング。
バリハイをちょびっと歌った。
ショーで谷村新司の曲を髭付きで、わかばちゃんと熱唱。
挨拶では「狭いカラオケボックスの中ではなく、
こんな広い場所で歌えるなんて」みたいなかんじ。

わかばちゃんの舌足らずの甲高い台詞回しは
やっぱり苦手で、
似たようなカチャとの掛け合いがあったら辛いな、
と思うけど、
華やかな姫役者系は貴重かな。
挨拶は「明日から月組に配属、宝塚人生の第二章が始まります」。

ねねちゃんの挨拶は「素敵な作品に出演できて」的な無難な挨拶。

理事はそれほどポエムじゃなかった。
いろんな形の愛があり100年続く愛があり、から、
いきなり「人生いろいろ~」と歌い出すものの、
じゅんこさんに止められる。
(そのネタは自分ののニュアンスもあったかな)
次は星組公演です、で、幕。

2度目ぐらいのカーテンコールで
ねねちゃんにちょっかいを出し、
ねねちゃんが本気で驚いていて可愛かった。

【配役】
ジョージ・シュナイダー:轟 悠
ジェニファー・マローン:夢咲 ねね
レオ・シュナイダー:英真 なおき
フェイ・メドウィック:早乙女 わかば
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「旅情」(第二回 新・午前十時の映画祭)

2014年05月17日 | 映画
アメリカのハイミス(死語)が旅先のベニスで
現地の既婚男性と束の間の恋。
ハーレクイン的な美しいラブロマンスと捉えるべきなのか、
そんなに都合の良い夢を見るなと言うべきなのか、
ヒロインより年上で稼ぎの悪い私にはなんとも言えない。

今より地上の距離があった当時なら、
いわゆる不倫も遠い異国での夢ということで
観客は許してたのかね。
真面目に生きてきたのに結婚できなかった女性へのご褒美?
ロマンチックだね、と、酔うには
私は少々見るのが遅かったみたい。

ベニスの情景は綺麗!
ぜひいつか行きたい!

キャサリン・ヘプバーン演ずるジェーンには
「結婚できなかった」雰囲気がある。
有能さもちゃんと感じられるからこそ
つかの間の恋がロマンチックに感じられるのかな。
頭脳明晰であっても、
それは仕事抜きの人間関係を作ったり
恋愛することとは別物なんだな。
人妻の金髪の方がヒロインだったら
「男を買いに行ったのか」と思われちゃうだろうな。
しかし、犯罪に巻き込まれなくて良かったね。
この映画をうっかり信じちゃった女性も
少なくなかったんじゃなかろうか。
そういう女性達の無事を祈るばかり・・・、
って、もう遅いか。

「現地の男」役のロッサノ・ブラッツィはハンサムで
異国で身の置き所が無い女性が
うっかり引っかかるのはわかる。
けど、なんで手を出せるのか。
それがイタリア男というものだ、
という思い込みが西洋にはあるのかな。


酒が飲めればオープンカフェで間が持てるんだけどな、
と、ぼっちの課題を改めて感じた。

定年夫婦のスケジュールが羨ましかった。
私もあれくらいキツキツにしていろいろ見たいな。
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