きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「HELI-X Ⅲ~レディ・スピランセス~」

2022年06月10日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)




性別が自由に選べる近未来。
性転換をした者から生まれた子供の中には
超能力を持つ超人「HELI-X」が稀にいた。

優れた人類として「HELI-X」を頂点とする世界を作ろうとする者たち。
それを阻止しようとする者たち。
さらには「HELI-X」の一人が救世主となるため
その命を守るため、未来から来た者たちが現れ、
戦いが繰り広げられる。

左右に階段があって、
それぞれに一人ずつ配置して会話して、
暗転して入れ替えて、
途中にチャンバラが入って、
の繰り返しで、
話し運びが短調だった。
たぶんこういう方式が作品カラーなんだろうな。
言わせたい台詞を全部言わせました、というかんじ。
続編みたいなので、
この方式に慣れている人は感情移入できるのかな。
メインの役者さんの出演を均等にする目的もあるのかな。
説明的な台詞で話が進んで行くので
初見の私には話の盛り上がりが見えなかった。
みんなすぐに翻意しちゃうし。
結論ありき的な。

性別を選べる、はわかるにしても、
その技術があれば人工授精で
子供の誕生も思いのままな気がするし、
それよりも性別を変えると
記憶と性格まで変わっちゃうのが謎。
男性二人の恋路を描くための手段なのかな。
「人類を両性具有にしたら性犯罪が2倍になった」ネタを思い出した。

まあ、それはともかくとして。
凪翔はもとより、
タソも若手男性相手に迫力のチャンバラをしてて、
ジェンヌの底力を見た。
のんちゃんも、いかにも、って役だけど迫力があった。
意味不明な台詞をもっともらしく言うのは
ジェンヌは得意だよね、とも。

あ、常に階段で、というほどではないかな。
階段前で上手寄り二人とかはあります。
ただ基本は1対1の会話を入れ替わり立ち替わり、
合間にチャンバラ、なかんじでした。
こういう形式か〜、って思いながら見てました。
コメント
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