人類が歴史を重ねて発展して行く先は、はてどんな世の中になるのであろうか? 現今は、平和・人権の世の中だと言うが、決して心の平和も、人々の平和も、保たれていないと言うのが、現実のような気がする。科学が進歩することと裏腹に、人の心が不安定で嫌な事柄が勃発していて、今も止むところを知らない。残念な社会になって仕舞ったような気がしてならない。子供心にずーと昔の方が平和であったような気がしてならない。これは自分一人の感慨や意見ではないと思われる。日本も世界も救世主が出てこないのかと、それを望む声が、誰彼の心の中には、きっと潜んでいるものと思われよう。本当に世の中が無常で、はかなさがどんどん進んで行くようだと、進み行く有為転変は世の習いとはいえ、静かで人の心を大事にする風習が、荒びれてしまっては、それは大変淋しい限りである。何んとか、本当の人の心の平和が、どこの誰の人々にも、明るい真の日差しが来ることを望んで止まない。