日々是好日

懐かしき過去、期待の未来を希んで!

夏越の大祓、神社では輪くぐり

2012年06月30日 | Weblog
 6月最後の日、取りも直さず一年の丁度真ん中、折り返しの日である。故郷では神社の鳥居へ藁製の輪を作り固定して、参拝の老若男女が,この輪を輪くぐりをして、半年の汚れを濯ぎ、禊で身を清らかにして、後半の一年を健康に過ごせるようにとの、「祈りと禊の日」である。今朝は素晴らしい程の清明な夏日で、朝の散歩もメイと3人?で公園と緑道を往復して、朝の空気を胸一杯に吸い込み、元気を発揚した次第である。家ではお勝手やトイレ、洗面所の敷布や、絨毯を洗濯機で丸洗いして、全部を屋上の物干に干した所である。天気が良いので午前中に、既に乾燥し初めている。緑道での道すがら2種類の草花をスマートホンに収めて、今日の区切りの印とした次第だ!
 この日になると、思い出すのはあの藤原家隆の和歌である。新勅撰和歌集の中の次の行である。「風そよぐならの小川のゆふぐれは みそぎぞ夏のしるしなりける」が有名である。楢のはがそよぐ、京都の上加茂神社の境内を流れる小川の夕暮れは、まるで秋の気配となっているが、皆が川に入って六月祓いの禊をしている様子だけは、夏の印であることだよ、という風景を歌に詠んだものである。禊の情景がまざまざと浮かんで来ようと言うものである。
 緑道で撮影したセージトクロコスミアをブログに載せて記憶を新たにした。

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