ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

ランタン村の若者が経験をシェアリング in Lombok

2018年07月03日 | ★2018年度(ロンボク)

今年度は、ゆいツールが村ツーリズムを実施している中部ロンボクのランタン村の若者を中心に、人材育成に力を入れようと考えています。

その一環で、西ロンボクのブウン・スジャティ村で、ランタン村の若者がゆいツールとの活動についてプレゼンを行いました。

ブウン・スジャティ村は、バリ人(ヒンドゥー教徒)とササック人(ムスリム)が混ざって住んでいるところで、村ツーリズムのポテンシャルは、ランタン村より高そうです。

政府による積極的な支援もあり、予算もついて着々と整備が進んでいます。(道路をアスファルトにしたり、マウンテンバイクを用意したり)

ただ、ランタン村のように、実際にお客さんが数日泊まって村の若者と一緒に活動する、といった経験はまだありません。

そのため、ランタン村ではどうやってお客さんを迎えるか、どんな活動を一緒にするか、日本人のお客さんはどんなことを喜ぶか、など写真を見せながら説明しました。また、プラスチックごみを活用してクラフトを作る活動も進んでいるので、そのことについても触れました。

それから、ゆいツールはただお客さんを連れてきて村に泊まらせるだけでなく、村の若者を育成していることも説明していました。

プレゼンを担当したのは、3つ子のひとりタンティです。

男子よりも女子が積極的なところは、インドネシアも日本と似ているかもしれません。

残念ながら、プレゼンを聞く側に女子はひとりもいませんでしたが。(村の行事と重なっていて、参加できなかったそうです)

プレゼン後には、LANTAN Ecotorism(ランタン村の若者が作った、村ツーリズムのためのグループ)の代表オパンが少しだけ話をしました。

その後、ランタン村の若者をサポートしているトニーさんにも、村ツーリズムの重要性などを話してもらいました。

ブウン・スジャティ村からは、村長さんがあいさつをしました。

それから、ブウン・スジャティ村の観光を盛り上げる手伝いをしている、インドネシア・イスラム観光協会(APII)のマストゥールさんからも一言あり、最後に日本でいう青年団のようなグループ(観光担当)の代表のマデくんが、いくつか質問をしました。

(一番左がマデくん。そのとなりがマストゥールさん)

実際にお客さんを迎えてみないと、本当のことはわからないのですが、この村の若者がやる気になって失敗を重ねながらも前進してほしいと願わずにはいられません。村ツーリズムが発展することは、村の環境が守られ、文化が守られ、村の経済が発展し、若者たちが成長することにつながると、ゆいツールは期待しています。

プレゼンテーションの後は、ブウン・スジャティ村の観光ポイントを回りました。(続く)

(山)

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