ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

村ツーリズムを学ぶツアーロンボク編1 in Lombok

2019年01月08日 | ★2018年度(ロンボク)

西バリ国立公園へのスタディツアーに引き続いて、ロンボクで村ツーリズムの参考になることを学ぶツアー(2日間)を実施しました。

連れて行ったのは、西ロンボクのブウン・スジャティ村のマデくんと東ロンボクスンバルン地区のルスくんです。

Pemuda2 belajar tentang Agrowisata di desa Kekait, Kecamatan Gunung sari, Lombok barat.

まず訪れたのは、西ロンボクグヌンサリ地区(8月の地震で大きな被害を受けた地域です)のクカイ村に新しく造設されている「アグロ・ツーリズム・グラ・アレン」(ヤシ砂糖の生産地公園)です。

ここは、私がいつもヤシ砂糖を仕入れているムスタアンさん(写真左)が計画実施に関わっているため、彼に案内を頼みました。

アグロ(またはアグリ)ツーリズムとは、インターネットで調べると「都市居住者などが農場や農村で休暇・余暇を過ごすこと。日本では一般にグリーンツーリズムと呼ばれる。」とあります。

クカイ村の「アグロ・ツーリズム・グラ・アレン」は、自然の中を散策しながらヤシ砂糖の生産地を見学したり、生産物を購入したりするものです。ムスタアンさんが販売しているヤシ砂糖は、インドネシアの従来のヤシ砂糖(グラ・アレン)と違って、粒状でさらさらしてとても使いやすいです。

これらの生産物は、マタラム市内の大きなスーパーやお土産屋さん、ロンボクの空港などで販売されていますが、このアグロ・ツーリズム公園ができたら、ここで直接買えるようになります。

この商品は、ロンボクの人でも知っている人は少なく、今後知られていけば在住外国人やローカルの健康志向の人たちに好まれていくのでは、と思います。

さて、造設中の公園を歩いてみます。

道も舗装されていて、歩きやすいです。

若いアレンの木が生えています。この木の、花の房の液を集めてヤシ砂糖は作られます。

川沿いを歩くので、とても気持ちがいいです。

連れて行った若者たちは、村ツーリズムの他にもアグロ・ツーリズムという方法でも村を開発できるかもしれない、と学びました。

ちなみに、以前ゆいツールが行った「ヤシ砂糖づくり体験ツアー」(在住日本人向け)の様子はこちらです。

こんなことを、この公園で体験できるようになるといいなと思いました。

この後、北ロンボクのプムナン地区(こちらも地震で大きな被害がありました)に住む、岡本みどりさん(緑のジルバブの女性)と会ってお話ししました。

みどりさんは、スンバルンのことは知っていても、ブウン・スジャティ村のことは知らなかったので、行ってみたいなと言っていました。

この日のことを、後日みどりさんがブログに書いてくれました。

昼食をとったら、バンサールの港からギリ・メノ島へ向けて出発です(続く)。

(山)

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