Bank Sampah Udayana sudah membuat acara lomba mewarnai pada tanggal 11, Maret 2017.
本日、マタラム市にあるウダヤナごみ銀行で、幼稚園児向けの「塗り絵コンテスト」が行われました。
ごみ銀行の代表のティアさんが考えた企画です。
小さな子供が塗り絵するのと、ごみ銀行と何の関係があるの?と最初は思いましたが、ウダヤナごみ銀行周辺の幼稚園の子供たちを集めたのには理由(わけ)がありました。
それは付き添っているママたち。
日本と同じで、わが子を一番にしようと張り切っているお母さんたちがターゲットでした。
コンテストには、マタラム市スラパン地区の地区長も招かれました。
代表のティアさんです。彼女は、ファッションコンテストに出場するのが趣味で、こういったコンテストを主催するのも手慣れたものです。
会場には、後援団体のひとつである「グラメディア」(インドネシアを代表する本屋さん)の出店も並びました。
さて、塗り絵のほうは…。
始まる前に、再三「お母さんたちは、子供の隣に座らないように。手伝わないように」とアナウンスがあったにも関わらず、やはり手伝っている親がいました。(あの色を使いなさい、そこをもっとこうしなさい、という指示を与えてはいけないと言われていたのに)
やはり、お国には違っても親は親ですね。
こちらは、用意されたプレゼント。
よく見ると、ごみ銀行ならでは工夫が凝らされています。
青い包み紙は、コピー用紙の外紙です。プレゼントの中には、プラスティックごみを編んで作ったポーチも入っています。
そして、審査員が審査中は待ち時間。
↓ さあ、見ています。「まあ、これがプラスティックごみから?」といった表情です。
もちろん買いませんが(高いから)、「こんなものがあるのねぇ」と知ることが一歩。
こちらのお母さんは、教育熱心と見えて「ほら、これが地球よ。木があって…」と説明していました。
待っている間はMCのふたりのお姉さんが、子供たち相手にいろんなことを尋ねたりさせたりして、飽きさせないようにしていました。
なかなかの手腕です。「色を言える人?」「歌を歌える人?」「1から10まで数が言える人?」と言った調子。
やっと決まりました。
わが子の晴れ舞台を写真に撮ろうと、母親たちが手に手にスマホを持って取り囲む姿は、日本と同じでした。
コンテスト終了後、会場を見回すと思ったよりごみが落ちていませんでした。
飲んだものや食べたものを、ごみ袋に捨てるように声掛けをしたおかげです。
もちろん、少しは散らかっていましたが予想より少なかったのが驚きでした。
今回声をかけた幼稚園は、制服があったり、身ぎれいにしていて、田舎の子供たちとは違い見るからに都会の子たちでした。
母親たちも教育熱心で、家もそれなりに裕福なのでしょう。
ごみの捨て方も、ちゃんと決まったルールがあったら、日本のようにできるかもしれないと思いました。
今回はそんな母親たちに、ここにごみ銀行があることをPRできたことが、成果だったと思います。
催し物を眺めながら、私がティアをゆいツールの活動に誘わなかったら、ウダヤナごみ銀行の活動も始まっていなかったんだな、と感慨深く思いました。
ゆいツールがなにもタッチしなくても、ウダヤナごみ銀行はひとりで歩きだしたのを今日確認できました。
(山)
↓ 関係者や招待客と一緒に
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)
Eメール:yuitool@gmail.com
ホームページはこちら