ロンボク島で引き続き活動中です。
先日、プサントレンというイスラムの学校で、いらなくなった布を活用したアクセサリーづくり講習会を実施しました。
(これらの布は、レースが使われているロンボクの伝統衣装クバヤやジルバッブというイスラムの女性がかぶる布などです)
これは、最近ごみ銀行に参加したばかりのプラヤのプサントレンを訪れ、プサントレンを運営している財団(YASRIN:ヤスリン)のヌルルさん(Ibu Nurul)と話していた時に、思いついたものです。ここでは、小学生から高校までの男女700人ほどが寮生活を送っています。
ごみをていねいに分別している生徒や、ジルバッブかぶった女の子たちを見て、ごみについての意識をさらに変える機会になればと思い、ヌルルさんに提案しました。
(下記写真右がヌルルさん。左が講師。)
講師は、マタラムの大学生ジェニティアさん(Mbak Jeanithia)。彼女の作品は、先日このブログでも紹介しました。
彼女は友人らと3人でアクセサリーを作っては、毎週日曜日の朝家の近くの大通りで開かれる市場で販売しています。
一般の庶民が買えるような価格のものから、特別な日に着ける素敵なものまで幅広く取り扱っています。
講習会には、中学生以上の女生徒と先生が参加しました。
最初に、ゆいツールが開発したプログラムを使って、ごみには「オーガニックごみ」と「ノンオーガニックごみ」があること、オーガニックごみは消えていくごみでコンポストを作ることができること、消えないごみは「まだ使えるごみ(リサイクルできるごみ)」と「もう使えないごみ(リサイクルできないごみ)」に分けられること。そうやって分けていくと、本当のごみはとても少ないということを伝えました。
そのあと、ティアさんがいらなくなった布で簡単にアクセサリーを作れる方法を参加者に伝えていきました。
ティアさんらが用意したパケット(なかに布や糸やかざりが入っているセット)は25人分。
↓いらなくなった紙を再利用したパケット。なかなか素敵♪
当初はおもに女性の先生たちを中心に教える予定でしたが、生徒もたくさん見に来ていて、みんな一緒にやりましょう、ということで、パケットを数人で分けて作業に入りました。2時間半の間に、多少の参加者の出入りがありましたが、一番多い時に数えてみたら60人もいました。
このプサントレンでは、不要な布は簡単に手に入ると言っていたので、今後先生や生徒たちが中心になって、作品作りが進むといいなと思いました。
(山)
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