11月の活動報告第一弾です。
11月12日(日)に、西ロンボクのバゲッ・クンバール・マングローブ植林地で、看板を設置しました。
Yui-Tool telah membuat plang mengenai List Mangrove yang ada di Lombok dan poster garam tradisi Bagek kembar.
(↑ 設置した看板)
同行したボランティアは、マデとオパン。
2年前に製作したマングローブリスト(ロンボクで主に見られる10種類のマングローブ)と、昨年度製作した「伝統的な塩づくりを紹介するポスター」を大きくプリントして、設置しました。
インドネシアの観光地には、こういったインフォメーションがとても不足しています。
最初に設置したとしても、メンテナンスが十分でないため(予算不足、管理不足)長く利用することができません。
そしてまた、それを利用して情報を伝えようとするガイド(インタープリター)も不足しています。
さて、当日は、リストとポスターを印刷したものを、現場に持っていきました。(まだ繋がっています)
こちらは、看板の基盤です。予算と大きさを伝えて、用意してもらいました。
なんでも現場合わせのインドネシア人。はさみやカッターなどをこちらから持参しなかったため、現場にあった錆びて切りにくそうなカッターの刃を使って、その辺にあったものを定規代わりにしてなんとかカットしました。
何を使って貼り付けるかもしばらく相談したあと、画鋲のようなものを若い子が買いに走りました。
全部貼り付けてから、「あ、一番上に看板のタイトルを置くスペースを作るのを忘れちゃった!」と気づきましたが、タイトルはまだ作っていなかったので、ポスターの上のスペースが空いているし、後でまた考えよう、と思いました。
11月16日にガイド研修を行う予定があったので、それに間に合うように設置を急ぎました。
今回、看板設置をオパンとマデに任せていたので、現場であれこれと口を出すのは我慢しました。
「設置場所」「プリントの素材」「リストとポスターの大きさ」などを、事前に現場でバゲッ・クンバールの観光チームリーダーのアグスさんと打ち合わせをして決めてもらい、私とボランティアのコマン(サマラス代表)も含めて最終判断をしました。
用意した予算の中で、ボランティアたちにコーディネートしてもらいました。
こんな風に、「こんなものを作りたいなぁ」「こういうことをしたいなぁ」「こうなって欲しいなぁ」という最初の思いを、実現するために、ボランティアに協力してもらい、予算を計算して、あれこれ調整して最終的に思いを形にしていきます。
今のところ、最初の思いはゆいツール発信ですが、目指すのはボランティア(サマラスメンバー)から「思い」が出てくることです。まだ、自分たちで決めたミッションがひとりひとりの心に染みわたっていないため、ゆいツールがやりたいことを「手伝う」というスタンスに留まっていますが、徐々に自立に向けて進んでいってほしい、と思っています。(山)
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NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)