7月の活動報告です。
今回は、コンポストバックの普及に向けた活動について。
ゆいツールは昨年度、西ロンボクにあるマンディリ・スジャテラごみ銀行のインドラさんと協働で、コンポストバックを開発しました。
日本で普及しているコンポストバックを参考にしました。
ただし、中身は高倉式コンポスト(インドネシア用に日本で開発されたコンポスト)です。
「Jalita Lombok Recycle(ジャリタ・ロンボク・リサイクル)タカクラ・コンポストバック」(以前のブログ)
Yui-Tool mengembangkan tas kompos Takakura di Lombok.
(高倉式コンポストの作り方を紹介するポスター、コンポストバックのマニュアル本、フライヤー)
7月には、協働相手のマンディリ・スジャテラごみ銀行のインドラさんと打ち合わせを行いました。
参加したのは、ゆいツールボランティア兼SAMALASメンバーのコマン、マデ、そしてトゥリスナ(リモート参加)でした。
(打ち合わせの様子)
(SAMALAS代表のコマン)
この日は、7月上旬に開催した「コンポストバック普及のための講習会」のふりかえりと、作成したフライヤーやマニュアル本について、プロモーションの戦略などを話し合いました。
講習会については、多くの反省点がありました。(詳しくは、講習会の報告のブログで)
プロモーションの戦略については、大学関係者、環境森林局などの行政、議員などに対して重点的にプロモーションをしていく必要がある、ということを確認しました。
そして、別の日。私は、スンギギ(マタラム市にほど近いロンボクの観光地)でレストランを経営するドイツ人のサキナさんのところへ出かけました。現地スタッフのパティが同行しました。
サキナさんは、ちょうど5年くらい前から環境活動(主に、スンギギの海のクリーンアップ活動)を始めました。
(日本の学生さんと一緒にクリーンアップ活動に参加:2020年1月)
普通のコンポスト作りの経験はある、とのことでしたが、今回はコンポストバックを使ってみませんか?と提案しました。
「この中でコンポストができるの?」と半信半疑のサキナさん。
ちなみにサキナさん。ロンボク在住は数10年のため、インドネシア語が流暢。
ドイツ人と日本人ですが、インドネシア語で会話をします。
「OK。コンポストバック、ちょっと使ってみましょう」
この後、8月1日に新しいコンポストバックを届けて、サキナさんのコンポストバック生活がスタートしました。
が。発酵が進まない、温かくならない、砂糖水を入れたら今度はアリが入ってきた、などトラブルが発生したため、11日にコマンとパティが様子を見に行き、いったんバックを預かり、ごみ銀行のパイズルさんのところで中身を新しくして、13日に再びバックを届けました。
生ごみを入れて、数日は温かくならなくても焦って砂糖水を足さなくていい、ということ。
毎日、生ごみを入れる前に、バックの底の方からかき混ぜるようにすること(空気に触れさせることが大事)。
バックは、床に直接置かず、下から空気が入るようなカゴや台の上に置くこと。などをアドバイスをしました。
Jalita Lombok Recycle(ジャリタ・ロンボク・リサイクル)のタカクラ・コンポストバック、まだまだ前途多難です。(山)
サキナさんと一緒に。
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