10月に、2回にわたって中部ロンボクのランタン村を訪れて、12月のツアーの準備をしました。
Yui-Tool menyiapkan ekowisata yang akan ada bulan Desember ini bersama pemuda2 di desa Lantan, Lombok tengah.
今年に入って3回ランタン村でワークショップを行いましたが、コーディネート役のトニーさんに聞くと、ランタン村の若者たちの大半とはもう連絡があまりとれない、という話でした。
ワークショップの様子:1回目(3月)、2回目(7月①)、3回目(7月②)
ひとつには、村の別の場所で「ツリーハウス」を作る計画があって、多くの若者たちはそちらのほうに魅力を感じている、という理由。または、その「ツリーハウス」を企画した人物が、トニーさんと若干問題があり他の若者たちがその人の影響を受けてトニーさんと距離をとっているのではないか、という理由。
それから、トニーさん自身が英語教室をランタン村に引っ越す、という計画が徐々に変わってきていること。
3月や7月の段階では、トニーさんはタナ・ベア村からランタン村に英語教室を完全に引っ越しをさせる、という話だったのですが、どうやら状況が変わって拠点を両方に置く、という風になったようです。そしてトニーさん自身は、エコツアーを去年と同じタナ・ベア村でやってほしい(周りの住民もずいぶん協力的になってきているし)と希望していることがわかりました。
ゆいツールとしては、せっかくランタン村でワークショップをやってきて、トニーさんも村長さんや集落長に話を通してくれているので、このままランタン村でエコツアーを実施したい、と伝えました。ただ、若者たちがトニーさんと協力してやる体制があるのかどうか、を知りたかったので、前回のワークショップで私の目に留まった若者と会わせてほしいと頼みました。
もし、トニーさんがランタン村の若者の誰とも連絡が取れなくて、若者たちもワークショップのことは忘れて、お客さんなんか来なくていい、と思っているようなら、タナ・ベア村に変更するのもやむを得ないと思いました。
さて、ランタン村のオパンさん(上の写真の左端の男性)に連絡をとって会ってみると、ワークショップの時と同じく熱心に村ツーリズムへの協力を申し出てくれました。確かに、ワークショップに参加していた多くの若者たちはもう興味を失っているか、別の村から来ていたため今声をかけても何人協力できるかはわからないけど、自分はやりたい、という話でした。そこで、別の日に彼の仲間を集めてもう一度打ち合わせをしよう、と約束しました。
日を改めて、オパンさんの仲間たちと会った時の様子です。
勉強になるだろうと思い、西ロンボク環境局で環境教育活動をしている、JICA青年海外協力隊員(上の写真の左端の女性)を誘いました。
トニーさん(黄色いシャツの男性)も同席し、12月のツアーのための準備について話し合いました。
オパンさんの仲間たちは、この日は参加しなかった女性ふたりも加え9人が集まりました。女性がいるのは心強いです。
日本から行く参加者は、8人のうち6人が女性です。
オパンさんの仲間たちは、20代後半が多く結婚している人が半分くらい。それもまた安心。
さて、ランタン村はどんなところでしょうか。
タナ・ベア村と一緒で、田園風景が広がる水が澄んだ地域です。
水源地のため、ここから中部ロンボクのプラヤ市まで水が運ばれているそうです。
こちらは水門(写真下)。割ときちんと設計されていて、興味深かったです。
案内してくれたオパンさんが、「水路から水があふれると、こちら側に流れ込む仕組みになっている」など、いろいろ説明してくれました。モノづくりの国日本から来た私は、こうやってある考えに基づいて施設が設計され、管理されている様子を見ると、インドネシア人だってできるじゃないか、と思ってしまいます。
水路がきちんと管理できるならば、ごみについてもきちんとできる日がいつか来るかもしれません。
最後にクイズです。これはいったいなんでしょう???(ヒントは上の部分)
(答えは次のブログで!)
12月のツアーが、参加者以上に楽しみなゆいツールです。
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