ごみ収集バイクがやってきた!
インドネシアでは、日本のように行政が毎日のように各地区を周ってごみを集めるというシステムがありません。
大きな町では、定期的にごみを回収している場所がありますが、ほとんどの村ではごみは各自が処理する以外方法がありません。
そんな中、西ロンボクのレレデ村のシウン・グミランごみ銀行(Bank Sampah Siung Gumilang)では、住民にオーガニックごみとノン・オーガニックごみを分けてもらい、オーガニックごみ(つまり燃えるゴミ)を定期的に回収する取り組みを始めました。ごみは、日本と違って燃やさずにそのまま埋め立て地に持っていきます。
ノン・オーガニックごみは、ごみ銀行で引き取ってお金に換えます。
こちらは、ノン・オーガニックごみ。主に、プラスチックのボトルやグラスです。
村の女性たちが、ごみを持ってきました。
この村では、最近までごみは川に捨てていました。
インドネシアではよくあることです。ごみは川上から流れてきます。川上の村ではまだごみを捨てているのでしょう。
でも、「この村より川下にはごみを流したくない。」シウン・グミランごみ銀行のハミドさんは言います。
昔はこの川はもっと大きくて、村の人たちのマンディ(水浴び)の場所になっていました。今はあまりに汚くて、手を洗うことさえためらってしまう、とハミドさん。
ハミドさんのように、村をきれいにしたいと真剣な気持ちを持って継続的に活動を続けてくれるごみ銀行を、これからもっともっとロンボクに増やしていきたい、と私は考えています。
ごみ収集バイクの前で。左は、ハミドさん、右は、レレデ村の自治会長さんです。
この村では、9月にプラスチックごみを使ったクラフトづくりの講習会を実施済みです。
今週また、NTBマンディリごみ銀行のアイシャを連れて追加研修を行う予定です。
ごみがなくなって、きれいな村になりますように。
(山)
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