7月8月に発生した、ロンボク大地震の支援のために、ゆいツールは学校へのテント支援のプログラムを立ち上げました。
くわしくはこちら(ロンボク島地震災害支援金募集のページ)。
(ゆいツールが提供したテントの中で学ぶ子供たちの様子)
8月中旬から9月末にかけて、約200人/団体のみなさんから約136万円の寄付を集めることができました。
ご協力をいただいたみなさんには、この場をお借りして心からお礼を申し上げます。
大型テントは、1ユニット6,000,000ルピア(現在のレートで約45,000円)(ジャカルタからの輸送代込み)で、計21ユニットを購入しました。残りのお金は、雑費(クラウドファンディングCAMPFIREへの手数料、インドネシアへの送金手数料、ロンボク島内での輸送費など)の他、テント以外の支援(ブルーシート、緊急用の建物の屋根材、子供たちを暑さから守る扇風機など)に充てることにしました。
テントは先行して10ユニット購入し、10月上旬には配り終えました。第2弾に発注した11ユニットが現在まだロンボク島へ届いていない状況です。(輸送中になんらかのトラブルがあった模様。ただいま調査中)
10月上旬から、ゆいツールが現地確認をした様子を下記にお伝えしていきます。
まず、今回は強力な助っ人が登場しました。NPO法人APEXの会員のHさんです。
Hさんが一足先に現地に入り、テントの確認をしてくれました。
西ロンボク県グヌンサリ地区タマン・サリ第3公立小学校
子供たちと学校関係者、ゆいツールのカウンターパートのマストゥールさんと一緒に写るHさん。(さて、どこでしょう?)
子供たちは無邪気です。
遅れて現地に入ったゆいツールスタッフは、ちょうどそのときにロンボク島を訪問した明治大学の学生さんと一緒に学校を見て回りました。
西ロンボク県バトゥ・ラヤール地区スンギギ第2公立小学校
ここは、主要な校舎は壊れていませんでした。ただ、大きくひびの入った教室があり、そこで勉強する子供たちのためにテントが使われていました。
西ロンボク県バトゥ・ラヤール地区のイスラム学校
訪問したのが土曜日だったため、子供たちの姿はなく。テントの中にはバイクが駐車されていました。
このイスラム学校では校舎の建て替え中で、子供たちの勉強はまだ再開していないという話でした。
今は、午前中にテントの中で遊んでトラウマヒーリングをしているそうです。
今回、JICA青年海外協力隊員のRさんに協力してもらい、ジャカルタで日本文化紹介イベントがあったときに、バザーの売り上げや寄付で集めたお金(テント3つを購入できるお金!)を送っていただきました。その時に、会場を訪れた人たちに、ロンボクへのメッセージをボードに書いて写真を撮ってもらったのを、ロンボクで18枚のフリップにして、3つの学校へ届けました。(中央の先生が持っているのがそれ)
写真下の後ろ側は、崩れた校舎を片付けて新たに建設する準備をしているところです。
今回、あちこち視察に行って、特に学校でよく聞いたのは「テントが暑い」という話でした。
天井が低いのと、テントが熱を吸収して、ムンッと暑さがこもります。
そのため、必要な学校には扇風機を提供しよう、と考えています。
ゆいツールがテントを提供している学校は、校舎が完全倒壊したところはないので、どこかから電源をひっぱってくることはできそうです。
今回誤算だったのは、ジャカルタからのテントの輸送に時間がかかりすぎたことです。
それでも、テントを段階的に購入しておいて正解でした。また、幸いなことに雨季はまだ始まっていません。
10月中にはテントがロンボクに届き、すみやかなに残りの学校に配れるようにがんばります。
すべてのテントを配布し終わりましたら、ご支援いただいたみなさまにご報告をさせていただきます。(山)
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