ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

インドネシア人にとっても、楽しかったロンボク島エコツアー♪

2019年04月14日 | 6. エコツアー参加者の声

今回は3月のツアーに参加した、日本に留学中のインドネシア人の学生さんの感想を紹介します。(日本語で書いてもらいました)

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(ランタン村の小学校で。筆者中央)

●ツアーに行く前

私は学校教育について興味があります。とくに持続可能な開発のための教育 (Education for Sustainable Development) です。インドネシアで教育学を学んでいるうちに、学校教育にESDを導入している日本の教育機関について深く研究したいと思いました。学校におけるESDの有効性に関してインドネシアと日本の国際比較を通して深く研究したいと思うようになりました。

ESDの基本的特徴は3つあります。環境保全、社会的公正、経済発展です。ESDは未来を持続するために、人の考え方を少しずつ変えることをねらいます。周りの環境問題などを一緒に考えて、解決します。ESDは人格形成にかかわります。他者、社会、環境に対する関係性が変わります。ESDを実施するのを深く勉強したいので、ロンボク島ツアーに参加したいです。

また、インドネシアには良いところがたくさんあります。インドネシアの海はとてもきれいです。とくに、バリ島です。外国人にとってインドネシアよりバリ島がもっと有名だと思います。バリ島以外にも、ロンボク島もインドネシア人だけでなく、外国人にも有名だと思います。インドネシア人は文化や伝統をよく守っています。

私はインドネシア人なのに、ロンボクへまだ行ったことがないです。私もロンボクの文化や伝統に触れながら、環境問題を考えたいです。去年、ロンボク島に地震がありました。被害者もたくさんいました。自宅や建物が倒れました。今、まだ完全に直っていません。子どもたちに衝撃を与えました。少しずつ衝撃を減らしたいです。ロンボクで機会があれば、防災訓練を行いたいです。インドネシアの学校では防災訓練がありません。とくに、田舎にある学校にはありません。防災訓練の知識がとても足りないです。社会人と一緒に環境問題に注意して、自然環境を守ります。大人だけではなくて、子どもも自然環境に大切します。

(ブウン・スジャティ村で。バリ音楽を体験後)

●ツアー後の感想

インドネシアは多文化がある国です。5つの本島と千ぐらいの小島があります。今回、ロンボク島にエコツアーで行きました。私はインドネシア人なのに、初めてロンボク島へ行きました。一週間ロンボク島へ行けて、嬉しかったです。ロンボク島の海の景色はインドネシア人だけじゃなくて、外国人にとっても有名です。一週間ぐらいロンボク島に行って、新しい経験をしました。ごみ銀行を見学したり、ランタン村の現地文化を学んだり、イスラム教徒とヒンズー教徒が一緒に暮らしているブウンスジャティ村ではガムランをしたり、スンギギでは小学校を見学したり、被災者から地震について聞いたりしました。

私にとってロンボク島で最も印象に残っているのはごみ問題です。インドネシアではごみの分別をしっかりやりません。道端にもごみがバラバラです。この問題は私が子どもの頃からずっと解決してないです。ロンボク島のマタラムにはごみ銀行があります。それはごみの問題を解決するために、つくられました。燃えないごみのプラスチックから手作りのものを作ります。手作りの財布やマットになります。燃えないごみ以外にも、液体コンポストが作られていました。その時、地元でも取り入れたい気持ちが出てきました。ごみ銀行にはメリットがたくさんあります。ごみの問題を少しずつ減らして、地域社会に収入を増やし、創造性を高めます。

さらに、上に書いたとおり、インドネシアは多文化な国です。ロンボク島でも新しい文化に出会いました。たとえば、ニョンコラン(Nyongkolan)、島独特の食べ物、伝統的なゲームです。私の地元ではバナナの木は食べません。しかし、ロンボク島の人はよく食べます。初めて食べてみたら、美味しかったです。

ロンボク島にはリンジャニ山があり、滝もあります。滝は観光地の一つです。村の滝は住民たちがこれまで、自然の美しさを守ってきました。観光地で注意したいポイントがあります。それは清潔な環境です。滝のまわりでは食べ物や飲み物が売られていました。しかし、ブウン・スジャティ村で滝を見たときは全然違いました。そこにはごみがあまりなかったです。ラーメンのカップもごみではなく、植木鉢になっていました。

(地震を体験した日本人の方のお話を聞きながらの意見交換の様子)

去年、ロンボク島で地震がありました。ツアーでは被災者と話したり、小学校を見学したりしました。学校へ行ったとき、悲しい気持ちになりました。地震で、いくつかの校舎が倒れました。生徒も先生もまだその衝撃が残っていて、怖いので、テントで学習していました。そうした中で、生徒たちはよく頑張っていたので、嬉しかったです。さらに、先生たちからカリキュラムについて聞きました。先生たちはカリキュラムを実施するのが大変だと話しました。なぜなら、先生たちは全部の授業を理解しなければいけないからです。先生たちだけじゃなく、生徒たちも大変だと感じました。毎週、試験があって大変なのに、みんな頑張っていました。トラウマ・ヒーリングのボランティアが子どもを助けていました。震災後、ロンボク島の状況は少しずつ良くなっています。ロンボク島で一週間ぐらいを過ごして、楽しかったです。またチャンスがあれば、是非行きたいです。

(マタラム市で宿泊した、Komang INNで)

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