私が、今回ゆいツール開発工房さんによって企画されたツアーに参加した目的は、よりローカルな生活を体験し、より近い視点から環境について学びを深めたいということでした。
これまで旅行で訪れた東南アジアの都市は、すべて観光地化されていて現地では旅行客に会うことが多かったです。私は、観光より現地で生活をしている人々とできるだけ同じように生活したいと思っていたため、このツアーでその願いを叶えることができました。
このツアーの中で、主にゴミ問題に対する普通のインドネシア人の取り組み、村で生活することの豊かさと都市で生活する私たちの豊かさの定義の違い、また村の人々が日々の生活の中でいかに幸せを探求しているのかなど、多くのことを学びました。
とくにゴミ問題について学んだのは、次のようなことでした。
村では基本的に、ご飯を作るときも遊ぶときも近所にある自然由来のものを使用していてとてもエコな生活をしていました。しかし、道端にある小さなお店で販売されているお菓子や飲み物は基本的にすべてプラスチックで梱包されています。この梱包の仕方も日本のようにジップ付きの大きな袋ではなく、一回分の使用量を小分けにしていました。これらのプラスチックゴミを処理する行政のシステムが村まで浸透していません。その結果、ゴミを道端に捨てる、燃やす、川に流すというのが実態でした。
行政が制度を整えるのを待つのではなく、自発的にゴミ銀行(インドネシア独自のごみ回収、リサイクルシステム)を通じて現状を変えようと取り組む人々の姿がとても印象的なツアーでした。
ビナ・ブダヤごみ銀行のパイズルさんたちと。
ドラゴンフルーツ畑の展望デッキにて。
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