本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

「英語のバカヤロー」

2009-05-05 10:05:31 | 本・雑誌、読書

12人の日本人が英語で苦労をした話をまとめたもの。

養老孟司、竹中平蔵、中村修二、浅野史郎、明石康、福島孝徳(敬称略)等12名すべてが有名人。
英語がどうしたら身につくかという話ではなく、英語(外国語)とどう向き合うかという話になっています。
それぞれの考え方がありますが、どの方も言われるのが外国語を学ぶのは伝えたいことがあるから、学びたいことがあるからということ。あくまでコミュニケーションの手段に過ぎないこと。そして、決してネイティブのレベルにはならないから、失敗を恐れずに英語を使うということ。
皆さん専門以外のことだから、本音で語っておられるように思います。語る方の人間性までが伝わってくる本です。

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「小飼弾の「仕組み」進化論」

2009-05-05 00:47:00 | 本・雑誌、読書

小飼氏のブログでの断定的な発言やオン・ザ・エッヂのCTOであったという経歴から、とても冷たい方との思い込みがありました。ブログも優秀な方へ向けたメッセージだろうという偏見で読んでいました。
でも共感できるところが多いなとも感じてました(矛盾?)。
この本を読んだのも、やはり気になったから。今よくビジネス書で取り上げられている「仕組み」を小飼氏はどう書かれるか。
単なる仕組みづくりのノウハウ本ではなく、今後仕事を行う上でやるべきこと、働き方の進化を提案した本でした。
本の中で提案される新20%ルールは、既存の仕組みを回す仕事を勤務時間の20%で終わらせ、80%を新しい仕組み作りに当てるというもの。
新しい仕組みとは新製品の開発、新事業の創出、新たな販売ルートの開発等など。
これを一部の人間が行うのではなく、全員が20%で既存の仕事をして、残り80%で新しいことを考えるというもの。

そのために20%を徹底的に仕組み化する方法を書いた本でもあります。

プログラマーとしての経験から仕組み化の提案がされますが、自分が特に面白いと感じたのはPart4の「仕組みを合わせる チームで仕組み合うために」の章。
自分だけの仕組みを作っていくのは自分が努力すればいいからつくれそうな気がしますが、チームでの仕組み作りは様々な性格・考えのある人の集まりを動かすものを作ることだから、かなり困難が伴うと思います。

その仕組みづくりについてなるほどということが書かれていました。
「リーダーの笑顔は義務である」=悪い情報がスムーズに上がってくるために悪いニュースを受けてもリーダーはいつも笑顔でいるという原則を必ず守る なんていうところは好きですね。

また、プログラマーと運用保守で運用保守の給料がプログラマーの1.5倍、もっと高くてもいい・・うまくいって当たり前。普段目立たない上、いざとなったら火消しに走り回るのが運用保守だから。この考え方いいですね~

また、Part5では何十億年も生きてきた生物から仕組み作りで学ぶべき点が書かれて、変わった視点ですが、仕組みづくりのイメージがすっと理解できたような気がしました。

ノウハウ本に分類されるのでしょうが、筆者の考え方が伝わってきて結構好きな本です。

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