2004年6月に書かれたものですから、もう5年も前の本です。
ITの世界では5年と言えば大昔で、もう古い本と言われるかもしれません。
しかし、情報ネットワークの整備によって国内外の課題解決を図っていくこと、そのための解決方法(ソリューション)の構築を提案しているもので、今日的な読み替えが可能だと思います。
例えば第二部ソリューションの設計の各章、
「安全でありながら個人の創造性の活きる社会を創る」、
「知の結合による高付加価値産業の育成」、
「バリアフリーで能力が活き、育つ社会を作る」、
「環境に貢献するビジネス・モデルの構築」は、
いまでもこのままの章立てで、実際の設計に応用できると思われます。
社会の情報ネットワーク整備について網羅的に書かれた完成度の高い本だと感じたのですが、同じテーマで別の方の本を読んでみたいです。・・・うまく見つけられてません。