本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

「一生モノの人脈術」鎌田浩毅著

2010-04-20 22:09:33 | 本・雑誌、読書
「人脈」が豊富・・よく聞きますが、それがどういうことをいうのか自分にはよく理解ができていません。

その人が声をかけたら何かしてくれる人がたくさん?
相手がその人のことを覚えていて、会ったら親しく声を掛け合う人がたくさん?

著名な方がたくさんの著名人と交流があって、どちらかが声をかけたら応えてくれるという関係を築いているというのが、
なんとなく「人脈豊富」のイメージなんですが・・

一般の方が人脈が豊富ってどんなこと??

ということで人脈という言葉があまり好きではありません。

自分って人脈があるんですって全身で語っている方も苦手。

自分が大切に思う方は(たくさんとはいいませんが)いますが、その方々を人脈なんて呼びたくないです。
あくまで「大切な人」です!

仕事をする時、人脈があったらやりやすいでしょ っと言われたりしますが、お互いWIN-WINであって、良さをちゃんと説明できれば、初対面でも仕事はちゃんとできると思っています。
・・ただ知り合いがいたりするとその人にお願いすることも多くて、ちょっと矛盾もありますが・・

鎌田先生の著書は、「一生モノの勉強術」を面白いと思い、「知的生産な生き方」も買って、この本で三冊目。

もっといいなあと思うのは週刊東洋経済に連載中の「一生モノの古典」。

火山学者なのに古典に通じているっているアンバランス・・ホントはアンバランスでもなんでもないんでしょうが・・
素敵だなあと思っています。

実は連載は中身よりも・・・

ページをぱっと開くと鎌田先生の小さな写真(おしゃれです)が右下に掲載されていて、それとタイトル・本の名前のロゴのバランスが素敵で、毎週ページを開く瞬間を楽しみにしています。ちょっとマニアックです・・

そんな先生が「人脈術」??

先生が書いているならちょっと違うものだと思って手にとって。・・・やはり期待にたがわないものでした。

私が嫌いだと思っている「人脈」を築く方法ではありせんでした。

多くの人脈より少数の人を大切にお付き合いする。
相手の気持ちを考えて相手に何かをしてあげたいと思う気持ちを持つことから人脈が拡がっていく。

日頃から自分がおぼろげに感じていたことが、先生らしい表現ではっきりとつづられています。

ノウハウ本の形をとっているけれど、単に人脈作りのスキルが書かれたものではないと思います。

べた褒めしてますが、先生に会ったことありません。

実物の先生はいやな人だったりして・・・

もしそうだったらそれさえ見抜けない自分の読書って?と思っちゃいます。

本のとおり素敵な先生ですよね。

ご本人がどんな人かは置いといて、次にどんな本が出てくるか楽しみです。

コメント (2)
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