本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

日本型経済危機とブログ離れ ニューズウィーク日本版 2010.9.8から

2010-09-04 07:37:21 | 本・雑誌、読書
「中国の限界」というトップ特集に魅かれて買ったニューズウィーク日本版ですが、他の2つの記事が気にかかりました。

まずは
「本当に怖いのは日本型経済危機だ」ピーター・タスカさんが書かれた記事です。
ギリシャ経済の崩壊が世界経済に与えた影響から始まっていますが、記事の真ん中に小見出しが出ています。
「視点 世界が恐れるべきなのはギリシャ型の破綻でなく何年間も抜け出せない日本型の泥沼デフレだ」
国の財政が破綻してしまうほどのギリシャの危機よりも日本の方が深刻なのでしょうか・・

「89年以降20年間の日本のGDPの伸びは、29年の大恐慌以降のアメリカの20年間に及ばなかった。必然的に日本の地政学的な地位は下がり、今や中国の挑戦に立ち向かう力はない。とどまるところを知らない産業戦略と超積極的な経営者、金に糸目をつけない消費者という「ナンバーワンの日本」は記憶から消え去った。自信と将来への確信が失われるという「心理デフレ」によって、国債利回りはゼロになっても仕方のない状態にある。」
世界的な視野を持ち、且つ日本も周知している方からこのように書かれてしまうと最終評価をもらっているようで一国民でもドンと落ち込みます。

最後には
「財政や金融、規制上のあらゆる手段を使って、自分たちの強みを漫然と切り崩す日本型経済危機」という表現はもはやブラックユーモア??

タスカ氏流に言えば、「どうにかしてくれ!!」を連呼して政府の政策を引き出すことに躍起になっている日本国民は、日本を破滅に向かわせる応援団ってことになるのでしょうか?

この記事だけでも考え込んでしまいますが・・

ブログ離れ・・世の流れがますます加速しているなあとちょっと不気味な記事でしたが、疲れたので次回書きます。

ちなみに
「無償で投稿しろ?冗談じゃない インターネット ウィキぺディアやブログの失速で見えてきた「ソーシャルメディア」の転換点」
というトニーダコプル氏とアンジェラー・ウー氏の記事です。

これを読むと
いま、しこしことブログを書いている自分にむなしさを感じ、
アメリカに遅れること数年、Twitter関連の話題が爆発している日本の状況に周回遅れ的なものを感じます。
 

コメント
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