本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

Books Trends「『カイシャ維新』を書いた冨山和彦氏に聞く」週刊東洋経済2010.10.2号

2010-09-29 04:23:12 | 本・雑誌、読書
経営共創基盤CEOの冨山和彦氏の記事がありましたので、熱心に読みました。

経営共創基盤もいまの活動もぜんぜん知らないのですが、かつて産業再生機構のCOOの時、あるいは機構後かもしれませんが、福岡銀行本店で講演を聞いて、エリートの方らしからぬ押しの強さがいいなあと思っています。

破綻した企業を再生する仕事をするんですから、そうじゃなくてはいけないんでしょうが・・
政界、経済界ともに二代目リーダーは線が細く、逆境に弱いと言われていたように記憶しています。

さて、この記事は著作紹介で、本の背景を著者から聞きだしているもので質疑の形でまとめられていますが、

気になったところは

若い人の雇用の問題のついて、

日本の共同体(終身年功制の組織ということかな?)は、「若い人をその共同体に入れないような、共同体の自己防衛論理が優先した。中高年1人のクビを切れば若い人を3人雇えるがそれをやらない。」

かといって「新自由主義は、彼ら相対的な社会的弱者吸い取る力を持たない。」

「彼らは両方(日本的共同体主義と新自由主義)に裏切られている。」
「論壇や評論家、そして政治家の知的な貧困さが、その二つの普遍への揺れを大きくする」

とにかく、若い人を今までの組織は吸収できないので、

「若い人を雇える吸収力を持っている会社は、新しい企業体だ。新しい企業体がどんどん出てくるようにしなければいけない。」

国家の存在が大きくなっていることについて

市場は投資期間を最短化するという欲求が働く、また他人からおカネを預かっているエージェントには長期投資は無理→「長期性のリスク投資を担えるのは、国か、自己勘定を持つ大金持ち」

気になったところをメモに残すつもりで、乱暴に要約したり、抜き出したりしてみたのですが、後で読んでわかるかなあ・・

ましては記事を読んでない方には何のこと?状態だと思いますので、

これを読んで気になった方は週刊東洋経済10月2日号のP182とP183を・・ということで。


著書「カイシャ維新」に、この2ページに書かれている課題の解が書かれているんでしょうか?

コメント
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