本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

日経新聞インタビュー領空侵犯「支えあう社会の再構築を」

2010-10-08 00:12:28 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
日経新聞10月4日朝刊の「領空侵犯」というインタビュー記事、この日は東京工業大学准教授の上田紀行氏でした。

「金持ちに愛国心訴えよ」とタイトルがついていましたが、ブログのタイトルに入れると過激なので、「支えあう社会の再構築を」を
タイトルにしました。

「所得税の累進制再強化」とか「富裕層に愛国心を訴えよ」とかありますが・・賛成です。

自分のイメージでは富裕層って年収2千万円とか3千万円以上かな。
社会を運営するコストを負担できる人が負担する。社会が不安定になるとお金持ちがあっても快適な生活を送れない。
お金持ちだから、よさげな国に移り住んだり、ボディガードを雇って自分だけを守ってもらえるかもしれないけれど、安心安全な国をつくるために少しだけ多く負担して、みんなの幸せな顔を見ながら生活する方がいいような気がします。

自分は負担してもらう側の人間だから、お金持ちの方から、お金があるように見えてそうじゃないのよ・・お金はいくらあってもいいのよ、他人のために誰が使うか!と言われるとそうかもしれないけれど・・

やはり日本人だから「情けは人のためならず」
→これは、情けは他人のためにならないじゃなくて、他人を思って情けをかけるとそれがいつか自分にかえってくる=情けは他人のためにかけるのではなく、自分のためにかけるんだよ って意味です。念のため

余裕がある人が、「他人の分の負担しよう」って言ってくれるような国にならないかなあ~

ところで、上田先生のインタビューは

「税金が想いと金持ちが外国に逃げると言う言い方の中に、信頼を切り崩す何かがあります。日本で生まれ生活する日本人が、日本を離れて独りで生きていけますか。逃げたければ逃げればよいのです。そういうグローバリズムの発展型は日本に似合いません。仲間を大切にするのは富める者の義務でしょう」

「自己責任ですべてが個人に還元され、孤立した日本人は、自分を信頼し、他者も信頼できる安心を求めています。税や社会保障など政治が解決すべきものと、宗教や地域社会などによる安全ネットの両方が必要です。信頼社会の回復で、背負わされた重荷をおろせれば、自ら進んで氏名を担おうとする人が現れるのではないでしょうか」

もうひと言もいいなあ「親が示す支え合う行為は子どもたちへの最高の教育です」

だいぶ引用してしまいましたが、「ここだけ引用して何のことやらわかりません」の場合は、2010年10月4日(月曜日)の日経新聞をご覧ください。

コメント
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