本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

本当に大切なものは何?

2012-05-21 23:59:20 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
労働問題が起こった時にどうするか? 
今日は労働争議対処法のお話ともいうべき経営側弁護士の講座を聴いてきました。

もうびっくり!!
そしていやな感じ。。。いかにお金を払わないか、いかに勝つかのお話。

そもそも労働問題が起きるとき、問題が100%労働者側だけということはありません。
わかってやったか、うっかりしていたかはあるけれど、経営者側にも反省すべき点はあります。

だから労働問題を解決するためには、どうして起こってしまったか?を考える。

労働問題が起こってしまった時、経営者は、会社の中で労働者をどのように見ていたかを考える機会だと思います。

経営が苦しい昨今、そんな甘いこと言ってられない。
一円でも無駄なお金を使わないことが一番の関心事だ!!

そうですか。。。それでいいんですか?

いま読んでいる「戦略人事のビジョン」八木洋介、金井壽宏著の本にこんなくだりを見つけました。

人事の仕事を語ったところですが、

「社員のやる気を高めるために人事の仕事はあるのだと確信しています。
なぜなら、人間ほど生産性が飛躍的に向上する経営資源はないからです。
機械の性能を上げようといくら改良を加えても、生産性が一気に五倍も十倍も向上することはありません。けれども人間は違います。言葉をかけ、ハートに訴えれば、多くの人はやる気を出してくれます。そして、人がやる気を出せば、その生産性は五倍にも十倍にも跳ね上がります。逆に人がやる気をなくせば、その生産性はゼロにまで落ちることもあります。」

社員が労働問題で会社と争いを起こした時、その本人よりも社内の他の社員が会社の、社長の対応を見ています。
問題への社長の対応を見ながら、社員というものを社長がどう見ているかをじっと見ています。

そして、その解決方法が目先のお金だけにこだわったものであったら、社長さん、失うものは大きいですよ。



コメント
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