亡くなられた方の本ですから、悪いところは言わないように・・・なんて言っていたら、世にある本の大概が語れなくなるわけでして、遠慮なく感想を書いてみます。
まずは、「若き友人たちへ」とタイトルからご想像のとおり、大学生から20代後半、30代前半向けに書かれた本であり、明らかに自分は対象外の年代です。対象外なのになんで読んでんの?かもしれません。
筑紫さんは有難くも若者だけに書いたものではないようにどっかで書いてくれてたような気がしますが・・
さて若者よりも明らかに筑紫さんの方に年齢が近い自分でも、特に前半部分が説教ぽいなと感じたくらいですから若者が理解できるだろうかと心配してます。
いわば日本人としてどう生きるべきか見たいなテーマがこれでもかと語られていて、筑紫さんが生きた時代を感じました。
自分がいつも感じている「考えること」をみんながしなくなったという話がここでも出てきて、いろんな人がそういいだすと、みんなが考えなくなっている世の中ってどうなるだろうと暗い気持ちになります。
例えば「自分の頭で考える」こと、例えば「疑うことを学ぶ」こと
情報収集力があって、プレゼン力があって・・
でも集めた情報が正しいものなのかを疑ってみるとか、集めた情報をいかにつかっていくかを自分の頭で考えているか?
ちょっと考えさせられます。
過去のオーソドックスな本を紹介したりもしていて、ラスト・メッセージという言葉は好きではないけれど、大学での講義を通じ伝えたかったことがテンコ盛りで、ちょっと本全体の構成がばらけた感じがしますが、いろんなことを考えさせてくれる本です。
書かれていることすべてを肯定する気はありません(どちらかというと肯定できるのは4割ぐらいでしょう)が、死を見ながら行った講演(この本は筑紫氏の講演をまとめたもの)で、世の中に対し、問題提起をしておきたかった気持ちが十分に伝わります。
まずは、「若き友人たちへ」とタイトルからご想像のとおり、大学生から20代後半、30代前半向けに書かれた本であり、明らかに自分は対象外の年代です。対象外なのになんで読んでんの?かもしれません。
筑紫さんは有難くも若者だけに書いたものではないようにどっかで書いてくれてたような気がしますが・・
さて若者よりも明らかに筑紫さんの方に年齢が近い自分でも、特に前半部分が説教ぽいなと感じたくらいですから若者が理解できるだろうかと心配してます。
いわば日本人としてどう生きるべきか見たいなテーマがこれでもかと語られていて、筑紫さんが生きた時代を感じました。
自分がいつも感じている「考えること」をみんながしなくなったという話がここでも出てきて、いろんな人がそういいだすと、みんなが考えなくなっている世の中ってどうなるだろうと暗い気持ちになります。
例えば「自分の頭で考える」こと、例えば「疑うことを学ぶ」こと
情報収集力があって、プレゼン力があって・・
でも集めた情報が正しいものなのかを疑ってみるとか、集めた情報をいかにつかっていくかを自分の頭で考えているか?
ちょっと考えさせられます。
過去のオーソドックスな本を紹介したりもしていて、ラスト・メッセージという言葉は好きではないけれど、大学での講義を通じ伝えたかったことがテンコ盛りで、ちょっと本全体の構成がばらけた感じがしますが、いろんなことを考えさせてくれる本です。
書かれていることすべてを肯定する気はありません(どちらかというと肯定できるのは4割ぐらいでしょう)が、死を見ながら行った講演(この本は筑紫氏の講演をまとめたもの)で、世の中に対し、問題提起をしておきたかった気持ちが十分に伝わります。