夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

HL-79E 調整の準備開始 その2

2019-03-20 12:01:32 | Weblog
マニュアルによると調整には面倒な工程があります。正規の調整には延長基板とオシロスコープ、デジタルテスター、グレースケールチャートなんかが必要ですが当面何ができるか考えました。

マニュアルで撮像管交換後の調整の項を確認します。トラッキング調整の方法です。


DEF基板の奥に撮像管ユニットがあって基板の穴からドライバーを入れて調整できます。これは何度もやったことがあります。(この図ではRユニットのロックネジ位置が現物と違っています)


2.トラッキング調整するとき、レンズのフランジバックは所定の位置にセットされているかまた、マクロレバーはロック位置にセットされているかを確認すること。
とありますが、フランジバックの「所定の位置」って、どの位置? 勝手に解釈すればセンター位置でいいのかな。

レンズはフランジバック調整リングがあります。ロックネジを緩めて回転方向に回すと焦点位置が変わります。レンズを交換した場合必ず調整する必要があります。


トラッキング調整とロックは実際の基板ではR,G,Bそれぞれ丸印の箇所です。


ユニットのロックネジと調整ネジ。外したユニットは調整ネジが固着していました。要注意。


マニュアル付属のトラッキングチャートです。


裏はレジチャート。


先日のテストではGchは良好な絵が出ました。調整の第一段階はG管のトラッキングを調整してそれを基準にRとBを調整してみましょう。

あんなこんなで段取りを考えた後、昨日休館日だった温泉施設へ。
開館は10時でまだ時間があったので途中寄り道。今まで地元の風景を軽く見ていたのですが、足元にも素敵なポイントがいくつもあることに気が付いてきました。よく聞く「こんな町はなんにもないよ」という感覚に自分自身陥っていました。
老眼鏡をかけて基板をいじるばかりでは目にも神経にもよくありません。たまには外に出て無限遠に目を向けましょう。











こんな写真を撮って温泉へ。のんびり風呂に入ってこのところ根を詰めた頭をリフレッシュ。



帰ってから昨日作った鳥の巣箱にニス塗りです。




明日からHL-79Eの仮調整に掛かります。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする