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60人近い親子や若者たちで賑わいました。
子どもたちの遊んている姿を眺めながら、敬愛する児童精神科医・佐々木正美先生主宰のお教室での学びをしみじみと思います。
● 優越感でなく自信を
子どもが自分に本当の自信をもって生きていけるように育てることは、育児の最も基本的な要件です。
しかし、何かを他の子どもたちよりもよくできるように教育して、
自信をもてる子どもに育ててやろうとするだけの育児は、大変危険なことだと思います。
なぜなら、何かがよくできるだけの自信は、そのことがもっとよくできる人の前に出ると、
それだけで自信喪失や劣等感に変わってしまうからです。
そして、さらに好ましくないことは、自分の方がよくできると思えるような人たちの中では、
優越感ともいうべき非人間的な感情が大きく頭をもたげるからです。
優越感や劣等感は、種々の程度にだれにでもある意識や感情ですが、
こういう気持ちはできるだけ大きくないほうがよいと思います。
そのためには、子どもの心の奥底に本当の自信を育ててやることが必要です。
何かがちょっとばかり仲間よりよくできたからといって自信をもったり、反対に、
みんなよりできが悪かったからといって劣等感に苦しんだりするのではなくて、
もっと心の深いところで、自分の価値を信じることができるような子どもに育ててやりたいものです。
以上
たごっこパークでは、優劣を争うようなイベントを主催していません。
大縄跳び大会とか光る泥団子選手権とか一輪車コンテストとか。
遊びのように見えて、学校同様に大人が子どもを優劣で評価することになってしまうからです。
自由な遊び環境の中で、他者と単に競い合ったり、ときに気に入らないからと排除したりするのではなく、
仲間と喜びや楽しみを分かち合ってほしいなぁと思っています。
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