今月は「ウミユリ」の中の「アクチノクリニテス」科をテーマにしようと思います。
七田さんが大路樹生博士(東京大)に鑑定を依頼し、アクチノクリニテスの指導を受けたそうですが、先生によるとウミユリは5つの亜綱に分類され、そのうち4亜綱はほとんど古生代に限られて産出されているそうです。
分類的には「円頂類」と呼ばれるグループの仲間「アクチノクリニテス科」に属するものです。
想像図は次の通りです。
また七田さんは、鑑定に至っていませんがアクチノクリニテス科と思われるウミユリの羽枝部分の化石を採集しています。
羽枝とは、ウミユリの腕に生えた細かい羽のようなもので、これで海中の餌を捕っていたといわれています。
こちらの化石の写真は展示館にて展示中です。ぜひご覧ください。
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