夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2014年 7月 7日(月)「値上げ競争」

2014年07月07日 23時04分26秒 | 「政治・経済」
企業に広がる強気の値上げ・・・・・企業による値上げ競争が始まっているようです。
「品目によって増税分を上回る値上げも実施されており、企業の価格に対する姿勢が強気に転じているのではないかと仮説を立てている。また、値上げが通るほど消費の基調も底堅いと期待している。」 (上記リンクページより引用)
このような中で日銀の景気判断も順調に物価が上がっていると判断される。
しかし消費がどうかといえば「値上げが通るほど消費の基調も底堅いと期待している。」という程度であり、経産省では「生産を減らしている業種でもそれ以上に出荷が落ちて、在庫が積みあがっている状況」と出荷の減少と在庫の積み上げが止まらない状況も出ている。これを表現する言葉が日銀などが言う「人手不足による」ものとなるのかもしれない。
ではこの企業の強気の値上げはどこから来るのか?
たしかに値下げ競争から値上げ競争に転じたのかもしれないし、企業の収益は増えているという。円安で物価が上がっているわけですから輸入原料やエネルギー高などにより企業の利益にも影響を及ぼす。利益は下がる。当然この利益の損失を国内産業は埋めなければならない。幸いに政府日銀は物価上昇を支援している。この中で消費が落ちていないということではなくて値上げ競争に活路を得るしかなくなっているのでしょう。
しかし景気はだぶついた金の量での利益ではなくて商品の数量が問題なのである。その意味において企業が抱える在庫が今後どのように作用するかでしょう。
コメント
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