夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2014年 7月 3日(木)「究極の楽観論か?」

2014年07月03日 22時25分34秒 | 「政治・経済」
ロイターに好転する日本経済シナリオの『贅沢な悩み』という記事がある。
「今、世の中のエコノミストたちが頭を抱えているのは、このリスクシナリオが描きにくく、「こんなことが起こったら大変だ」というストーリーを立てにくくなっていることだ。要するに、今までになく「贅沢な悩み」に直面している。」
「半年前に語られていたリスクシナリオを列挙すれば、消費税増税でデフレ再燃、新興国経済の混乱、財政リスク、長期金利上昇、円高などがある。最近は、これらのいずれもが遠のいたリスクだと認識されている。」

       (上記リンクページより引用)
安倍内閣での集団的自衛権の閣議決定もそのまま鵜呑みをして歯止めがかかっているしあくまでも自衛だろうという楽観論もあるが、経済的なアベノミクス・成長戦略に対してもこのような楽観論も現れているのかもしれない。どちらも究極の楽観論ではないか?
労働者の名目賃金の上昇から増税を乗り越えて個人消費も増えていくというが、エコノミストの間では、賃上げもあったがそれは物価上昇に追い付かず実質賃金は低下しているという分析もある。
新興国の経済も資金を吸い上げられて四苦八苦しているでしょう。イラクの新たな危機など不安定性は増しており日本のガソリン値上げは異常でしょう。
財政の改善が言われているがそれが赤字国債を減らすかといえばそうではなくて法人減税の財源が明らかにならず、経済の安定が強調されれば消費税10%。それでも足らずに国家財政の安定にはさらなる大増税(消費税)が必要とも言われている。
円高リスクも現実は貿易赤字の拡大になっているし、物価上昇の主な原因である。
長期金利の安定も日銀もいつかは出口を言わざるを得ないわkで、今現在が異次元の異常な経済の中にあることを忘れてはいけないでしょう。
日本企業の増収も国内の設備投資や賃上げに結びつくかといえばそうではないという懸念もある。
株価も2万円といった楽観論には程遠く、アベノミクス・量的緩和の限界も見える。
こういったリスク面も多くのエコノミストから出ているのではないか?何よりも国民生活の低下が現れているのである。ここに楽観論だけの強調は許されるだろうか?
今の日本は「心配ない」「安心だ」という楽観論がはやるが、それを強調されて鵜呑みにした国民はいつの間にか相当ひどい状態に落ち込まされるのではないか?
コメント
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