夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2018年11月 6日(火)「謝罪」

2018年11月06日 21時26分46秒 | 「思うこと」
イランで拉致され拘束されていた安田さんの記者会見で注目されたのが謝罪であり自己責任だった。本来ならば拉致されていた間の状態や安田さんがどのような事柄を取材して何を伝えたかったかが大切なはずだが、自己責任と謝罪だけに注目されたことは残念です。
朝日新聞の記事で安田さんの「謝罪」ジャーナリストはどう見たかという記事がある。
「フランスでは、謝罪は間違ったことをした時にする。彼は記者の仕事をして事件に巻き込まれた。フランス人記者なら、心配してくれた方々に感謝するだろうが、謝罪はしない」(引用)と。
そしてフランス人記者が同じように拉致されて帰国したときは、大統領自身が出迎えて
「報道の自由に尽くす、優秀な同胞がいることを誇りに思う」(引用)と述べたそうである。
自己責任からの謝罪を求める日本の風土と誇りだとされて迎えるフランスの風土の違いがはっきりします。この風土というのは自由や民主主義への考え方にあるのでしょう。
大きなマスコミは自己規制をして危険な地域には入らないでしょう。取材はできないので外国の報道に依拠しなければならないし、そこに受け取る側の考え方が入り正しく紛争地などの実態がわかっらずじまいになっていないか?
フリーのジャーナリストの取材であることから初めて僕たちは真実を知ることになるのかもしれません。
小泉内閣時にも同じような拘束されたジャーナリストがありその時から自己責任が広く言われるようになったのではないか。この自己責任はその後社会の隅々で言われるようになった。
安田さんの場合も自己責任であることに間違いはない。
しかしその安田さんの自己責任においての行動が社会から非難されるようなものだったか、尊敬されるべきものだったか、ここの見方によって自己責任の意味合いが違ってくるでしょう。国や国民に迷惑をかけたという非難から自己責任論を出す。すると非難されるべきことを行ったのだから謝罪しろつなるでしょう。
一方ではその自己責任においての行動がたたえられるものと受け取られるならば、その自己責任は謝罪すべきものではなくて救出してもらったことに感謝をすればそれで済むことになる。
自己責任でやったのだから謝罪しろ。。。。。
日本は最近すぐに謝罪しろと詰め寄ることが多くなっていないか?大きな問題でなくても、例えば店員と客の関係において少しの間違いであっても謝罪しろと。。。。。
自らすぐに謝罪を求めることは醜いことです。店員と客戸でトラブルが発生したとき、一応店側は説明をして納得してもらったにしろ、その客は店員の態度が悪いといった話になり謝罪しろと。
力関係においての謝罪。。。。
結局は社会的力や金の力で謝罪をさせることになる。
安田さんの「謝罪」はマスコミや一部国民の社会的圧力による謝罪であったのか?その面があったことは否めないがしかしどこかに自分をしっかり見つめているような姿に見えた。
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池に浮かぶ月300【11月6日】

2018年11月06日 20時09分50秒 | 「池に浮かぶ月」
明日は立冬です。
これから鍋のシーズンですね。
我が家は週に1回ほど鍋になります。
去年は鍋の後に〆について。。。。

「池の上に月が昇る
その池に写る月は現実の月ではない
しかし現実の月を写したものであることでその池に浮かぶ月も現実である
人間の過去もすでに現実としては存在しない
しかし過去の時間の中で現実であった」

「11月 6日という日」

【2017年】ツイッターつぶやきgooお題「家でよく作る鍋は何?」鍋と言えば、水炊きですね。 肉が好きな我が家は鶏肉と豚肉両方を入れます。 豚肉は薄切りのバラ肉をくるくると......

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しりとり俳句 2018年 秋

2018年11月06日 17時42分04秒 | 「しりとり俳句」
       2018年 秋

2018年秋の句は112句でした。たくさんの句、ありがとうございました。
11月7日は立冬です。冬の句となりますがこれからもよろしくお願いいたします。


      憂いなし涼風至る雨の午後 夕螺
      雨の午後虹立ち上り龍田姫 はな
      龍田姫恵みの雨を纏い来て かさね
      纏い来て残暑厳しき雨合羽 夕螺
      雨合羽浮き袋にす秋出水 はな
      秋出水ニュースの声に箸を止め 夕螺
      箸止めてニュースに八月の雨を追ふ 被衣
      雨を追う道は続きて秋の川 夕螺
      秋の川裸足にすべる魚釣り はな
      魚釣り残暑の浜は賑わいし 夕螺
      賑はふは田の苗出揃ふ夏まつり 被衣
      夏祭り過ぎし空き地の猫じゃらし 夕螺
      猫じゃらし夕日に並ぶ影ゆれて はな
      影ゆれてヤモリ飛び出す濡れの壁 かさね
      濡れの壁残暑の午後に過ぎし雨 夕螺
      過ぎし雨 雷だけが 居残って はな
      居残って流れる雲や盆休み 夕螺
      盆休み濡れ縁でみなスイカ食い はな
      スイカ食い塩の多さに父しのぶ 夕螺
      父しのぶ高きに上るは低きから はな
      低きからリンゴ見上げて父しのぶ 夕螺
      父しのぶ誕生日には終戦記念日 静香
      終戦記念日固き西日に鳩一羽 夕螺
      鳩一羽影絵欲しくて障子はり  はな
      障子はり全開の庭眺めおり 夕螺
      眺めおり雲流れゆく秋の空 はな
      秋の雲遠き山にもつながりて 夕螺
      つながりて大地と天と稲妻と   はな
      稲妻や氏神様の笑み溢る 夕螺
      笑み溢る夏の祭りの囃子聴き 被衣
      囃子聴き手真似足真似盆踊り 夕螺
      盆踊り芽生えた恋に薄明かり はな
      薄明りろうそく出番暴風雨 静香
      暴風雨過ぎし草むら秋の草 夕螺
      秋の草遊びづかれた子の土産 はな
      子の土産清水焼に月昇る 夕螺
      月昇るおくのほそ道暮の秋 かさね
      暮の秋野良猫逃げて片思い 夕螺
      片思い鰯雲見る猫ひとり はな
      猫ひとり白粉花に顔洗い 夕螺
      顔洗い相撲の手わざ足さばき はな
      足さばき栗のいが剥ぎ土香る 夕螺
      土香るキノコの森のせいくらべ はな
      せいくらべ秋の西日に爪立ちて 夕螺
      爪立ちて熟れた柿の実取る子らよ はな
      取る子らのバッタは跳ねて空青し 夕螺
      空青し飛行機雲でまっぷたつ はな
      まっぷたつ割し胡桃の空の部屋 夕螺
      空の部屋船の形に秋の雲 かさね
      秋の雲流れる雲を見下ろして 夕螺
      見下ろせば庭の真中に薄揺る 被衣
      薄揺れ川面も見えず父の墓 夕螺
      父の墓参るつど咲く野の花よ はな
      野の花よ路肩に顔出し小雨降る 夕螺
      小雨降る寝そべるが如芋虫の かさね
      芋虫や葉を食む音の朝日射す 夕螺
      朝日射す光りを透し芙蓉かな はな
      芙蓉咲き老婆のごとく葉はしげる 夕螺
      葉はしげる秋と言えども葉は繁る はな
      葉は茂る木々の根元に彼岸花 夕螺
      彼岸花ハナミズハミズハッカケと かさね
      歯欠け婆箪笥の奥の八掛や 夕螺
      八掛や見えぬ色香に秋寂し 夕螺
      秋寂し父の位牌の文字の侘び 被衣
      文字の侘び秋雨つたう夕の窓 夕螺
      夕の窓秋桜揺るる玻璃の波 被衣
      玻璃の波秋の愁いや木立揺れ 夕螺
      木立揺れ母の病に秋の雨 はな
      秋の雨一雨ごとの雨の音 夕螺
      雨の音打たれて悲し残り菊 はな
      残り菊一輪立ちて薄日さす 夕螺
      薄日さす病院の部屋酸素吸入 はな
      酸素吸入祈る夜の流れ星 夕螺
      流れ星出会えないままもうななじゅう はな
      七十の坂を登りてすすき原 夕螺
      すすき原すきすぎた腹だんごかな はな
      団子売秋の蚊追いし寺の鐘 夕螺
      寺の鐘あと追うように飛ぶカラス はな
      飛ぶカラス曇天空に柿紅葉 夕螺
      柿紅葉あざやかに映ゆ碧空に 被衣
      碧空にたこ焼き香り暮れの秋 夕螺
      暮れの秋陽だまりの猫しっぽ揺れ はな
      しっぽ揺れ白粉花に隠る猫 夕螺
      隠るる猫木の実潰して粧ひぬ 碧
      粧ひてママチャリ漕ぎてハロウィン祭 夕螺
      ハロウィン祭ちちんぷいぷい星まく娘(こ) はな
      星まく娘ペガサス走り雲流る 夕螺
      雲流る寝転んでみる我が人生 はな
      我が人生昼寝も覚めて火恋し 夕螺
      火恋し盲目の手彷徨うて はな
      彷徨うて黄落の路地影日向 夕螺
      影日向水仙の葉の長く伸び はな
      長く伸び秋の西日は部屋奥に 夕螺
      部屋の奥シャコバの蕾ほの紅し かさね
      ほの紅し夏取り残し残る花 夕螺
      残り花透けて見せます蓼の花 はな
      蓼の花枯れて残れり冬支度 夕螺
      冬支度眠れぬ夜の炬燵かな はな
      炬燵出す晩秋の夜に妻惑う 夕螺
      妻惑う愛の一振り塩加減 はな
      塩加減秋茄子しょっぱし浅知恵に 夕螺
      浅知恵にトランプ王も夜寒かな はな
      夜寒なり蚊の羽音して窓の月 夕螺
      窓の月薄雲のなか祈りの中 はな
      祈りおりお堂古びて草紅葉 夕螺
      草紅葉燃えて落ちます赤い海 はな
      赤い海温き陽沈み冬隣 夕螺
      冬隣クロネコ乗せた箒とび はな
      箒とびハロウィン祭の掃き清め 夕螺
      掃き清む芝生に色づくマンサクの葉を 被衣
      マンサクの黄葉散りて幾年か 夕螺
      幾年か母と暮らした四季は過ぎ はな


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