夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2020年 9月12日(土)「資本の回転」

2020年09月12日 21時43分37秒 | 「政治・経済」
ある小売企業が1億円の資本で仕入れて、この時の売り上げを1億3000万円とすると、1年にこの1億円という資本が1回転すれば1億円の資本が残り、3000万円の利益が出る。この1億円の資本が2回転したらどうでしょう。計2億円の仕入れで6000万円の利益が出る。
極端な例ですけど、利益というのは資本の回転を速めることにあります。
6000万円の利益を得たいと思い2億円の資本を投資するのではなくて、1億円の資本を2何回転させることが大切でしょう。
社会全体の資本を何回転させるかが大切なんですが、今の日本はカネが足りないとして6000万円井利益を上げるために2億円投資することばかりを考えて今した。これでは生産性は上がりませんね。
しかしこの資本の回転をあげるには消費が必要です。
ですから上記の小売業は労働者の数や賃金をあげなくてはいけません。しかし日本は労働者を使い捨てするまで長時間働かせて賃金を下げることをしてきました。この日本型経営が日本全体で行われれば当然消費は増加しません。消費がぞ押下しないのですから2億円投資をしても売れないのですから6000万円の利益など出ません。また資本の回転も落ちていきます。
過剰生産状態で企業は安く商品などを売ろうとしますから価格の下落も必然です。利益が少なくなりますから先の小売店では5000万円しか投資しなくなるという事態も生じます。
デフレ不況です。
日本も格差の拡大が生じています。
商品やサービスは最終消費財として消費しなければなりません。
400万円が平均的な収入(賃金)とすれば、この収入の人が自動車を買うときには150万すると150万円ぐらいのものしか買えません。すると自動車の平均的な消費の平均が150万円となります。自動車会社の資本の回転をあげるにはこの150万円程度の自動車が多く売れなくてはなりません。デフレ不況の中ではこの自動車の消費が減少しますから、平均的な賃金の10倍の4000万円の賃金(収入)がある人は150万円の車を10台消費しなければならず、100倍の4億円の人は100台消費しないと自動車会社の資本の回転は落ちていきます。
金持ちは有り余った自動車を車が必要でも買えない世帯に分け与えなければならない。
一つひとつの商品をこんな形で分け与える作業はできませんから、税を通した富の再配分という形をとるしかないでしょう。しかし日本は消費税での税収に頼り、その税収をさらに止める人や企業に再配分しますから自動車会社の資本の回転は上がりませんね。日本社会全体がこんなことになる。
デフレ不況はさらに深刻となる。
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池に浮かぶ月959【9月12日】

2020年09月12日 19時45分22秒 | 「池に浮かぶ月」
去年は小泉大臣が育休を取るかどうかが話題になりました。
たしかに大臣自ら育休を取ることはよいのですが、普通のサラリーマンがどれだけとれる体制をつくれるかですね。
また日本人は休暇を取れませんから子育てがはじまれば希望する休暇を取れることが大切ですね。

「池の上に月が昇る
その池に写る月は現実の月ではない
しかし現実の月を写したものであることでその池に浮かぶ月も現実である
人間の過去もすでに現実としては存在しない
しかし過去の時間の中で現実であった」

2019年 9月12日(木)「どうでもいいかも…」

なんか、小泉新大臣が育休を取るかどうかがニュースの話題になっていますが、育休は取るのが当たり前です。大臣としての職務がどうのとなれば、今の男性が育休を取れない状況を追認してしまいま......

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