緊急事態宣言はその条件となるPCR検査の増改による感染者数の実態把握の中身も厚労相の「誤解」発言に見るようにいい加減でした。そして東京都でも感染者数の把握のいい加減さも見えました。
緊急事態宣下を出すにあたって休業補償や失業補償そして経済的困窮に対する支援が全く準備されないままに発令され、国民生活や経済面から見てもそのいい加減さが見えました。
感染防止も政府主導も安倍総理の独断の布マスク2枚だけで、医療器具や消毒用品の不足は病院あから国民生活の隅々にまでその不足が出ていました。
このような何の準備もされていない緊急事態宣言でしたが、さらにその解除(緩和)となればまたいい加減なこのになることが今日の総理の記者会見で明らかになりました。
「新規感染者数について直近1週間で10万人当たり0.5人以下などを目安とすることなど、解除の基準を新たに策定」(
毎日新聞)
これはきちんと多数の検査を行っていてより正確な感染者数を把握している国が発する言葉でしょう。
ハーハーゼイゼイの重症者数が0.5人ではないはず。
「新規感染者数が」とごまかしてはいけない。
「ハーハーゼイゼイ状態の軽症者など検査対象になって感染が確認された人数」としなくてはいけません。
もちろんこれには不安程度の無症状者は含まないわけですから緊急事態宣言解除の目安に等ならない。
新たに抗原検査キットが承認されましたが、厚労省の指針は、
緊急性の高い感染者を早期発見する事
病院で感染の疑いがあると判断されたとき
クラスターが起きた医療機関
と、これまでのPCR検査の検査基準と変わりのないものです。
今後も感染者の実態がわからないまま(隠されたまま)解除(緩和)がされていくわけで、やはり緊急事態宣言の解除もいい加減になります。
今日の首相会見の直前に今日で解除となる愛媛県松山市の病院で新たな感染者が17人見つかりました。クラスターです。
「新規感染者数について直近1週間」というのも連休中検査数が少ない中での数字をもとにされました。直近1週間とはちょうど連休中でしたね。
ふつう誰もが連休中の自粛の成果を見て連休明けの感染者数の対比を行ったりするでしょう。せいぜい解除は今月末のはずです。
これを見ても解除もまたいい加減と言わざるを得ません。