それにしたって、昨日の風は凄かった。
あまりのいい天気に誘われ、自転車で畑へ出かけたはいいけれど、
なんの因果か、道程の半分も行かないうちに、アホみたいな強風が!
2月22日、猫の日のこの方は、
もうおやつ食べ放題で大満足でございました。
「ふむ、くるしゅうニャい♪」
その、あまりの激しさに、一瞬は引き返そうかと思ったほどだけど、
「なんかそれも悔しいと」、こんな変な時ばっかりに、
持ち前の負けず嫌いが顔を出し、
向かい風にも負けず、ひたすらペダルを漕ぐ私。
ちゃあこは私と手をつなぐのが好き。
じっと見つめれば見つめるほど、歳をとったなぁと思う。
でも。いつまでも一緒だよ、ちゃあこ。
ずっと一緒にいようね。
マスクはしているものの、それが役に立っているのかはさっぱりわからず。
ニット帽は吹き飛ばされそうだし、
目にはゴミが入りまくりだし、
ほうほうのていで畑へたどり着けば、
当たり前だけど、遮るものの何もないそんな場所では、
土ぼこりが吹き上がり、巻き込まれまくるし。
「えっと、もっとおやつ下さい」
美味しいものはゴンザがくれると思っているちゃあこ(笑)
まあ、それでも、あたたかい陽ざしを敏感にキャッチした、
野草たちの小さくけなげな花を見つければ、心も和む。
が。
哀しいかな、畑を管理する者としては、
早めにその芽を摘まねば、ゆくゆくは大変なことになると、
一部を引っこ抜かねばならなかったりするわけで。
畑を囲む柵の外に植えたビオラは、こぼれダネで、
畑の中にまで子孫を増やし。
たんぽぽはゴツゴツした石垣のすきまから、
たくましく花を咲かせる。
命を育むということは、また、命を奪うことでもあり。
でも、植物の戦略はしたたかで、そんなものには負けなかったり。
畑をよく観察していると、今週はこの野草、また今週はこっちの野草と、
出てくる種と順番が決まっていて.....
なるほど、生き残りにかける戦略は素晴らしいなぁと、
感心することしきり。
こちらは私とゴンザのおやつ。
小麦粉とバター、砂糖、食塩だけで出来たこのショートブレッドは、
素朴で美味しい。
日本のお菓子にも、こういうのが増えればいいのに。
今は、たんぽぽ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ。
合間から野蒜もヒョヨヒョロと。
もうすぐジャガイモの植えつけだから、また、土との格闘が始まり、
花粉症の私には、この季節辛いけど。
やっぱり春は心浮き立ち。
じっとはしていられない。
ピヨピヨかわいいチョコレート。
ちなみに、この帰り道。
行きは向かい風だったものが、追い風となり、
私の自転車はまるで、電動アシストならぬ、風動アシスト付きとなり。
土手の上を走る一部、1kmぐらいは、ペダルを踏まずに済んだのだった(笑)
時どきひっくり返りそうになったけど~。
家へたどりついて表を見ればこのありさま!
巻き上がる砂埃で向こうのほうまで真っ黄色だよ~。
で、その後の私は鼻は止まらず、目はウサギみたいに真っ赤赤。
早々に薬を飲んで寝ました(泣)