お天気の良かった日曜のこと。
自転車に乗って、畑のほど近くにある、『四季の森公園』へ行ってきた。
春の香り~♪
以前から気になっていたその場所は、遠目からではただの山に見え、
私たちはつい最近まで、そこが公園だとは知らなかったのだが。
気をつけてよくよく見れば、駅からプロムナードなども繋がっており、
敷地もかなり広大なよう。
私たちは現地へ向けて、お弁当を買い込み、花粉対策もしっかりすると.....
ペダルを漕ぐ足も軽く、一路公園を目指した。
このラブちゃんは、ゴンザに話しかけられると、
ゴロ~ンとおなかを見せて転がり、大喜び(笑)
いっぱい撫でさせてくれてありがとうね~♪
あんまりゴロゴロ転がるので、お父さんは困っていたけど(笑)
綺麗に整備されたプロムナードを通り。
閑静な住宅街を抜けて、急に視界が開けると、
そこはもう、水と緑と土がいっぱいの陽射しふりそそぐ場所。
大きな池では亀が甲羅干しに余念がないし、水鳥たちは餌獲りに忙しい。
親亀子亀孫亀曾孫亀.....えっとそれから...
って、ええいっ、数えるのがめんどくさいっ!(笑)
のんびり流れる時間の中では、ときおり子供たちの歓声がこだまし、
木々の間を吹き抜ける風が、葉をざわめかせては、再び静まり返る。
途中ある炭焼き小屋では、ボランティアの男性達が黙々と各々の作業に没頭し、
その合間にも、通りがかる来園客を見つけては、
気さくに「どうぞ中を見て行って下さい」と、声をかけている。
ボランティアメンバーは、定年退職をされた方、会社員の方等、
様々な顔ぶれで構成されているらしい。
総勢20名ほどいらっしゃるそうだが、
その懸命のお仕事ぶりには本当に頭が下がる。
そして。
促されるままに、炭焼き釜の前に立てば、今度はまた違う男性が、
炭焼きの工程について、丁寧に説明をしてくれ、
夢中の様子のゴンザの横顔とあわせて、
『ああ、炭焼き小屋とかって、男のロマンなのかもなぁ』などと、
私は思う。
気の遠くなるような長い工程を経て、炭は出来上がる。
聞けば、ここで焼いている炭は、無駄にどこかから持ってくるわけでなく、
公園内の雑木林を伐採した木材から作られているそうで、
雑木林というのは、定期的に伐採しないと死んでしまうために、
(伐採しないと特定の木に乗っ取られ、雑草が生えなくなり虫もいなくなる)
こういった作業が必要なのだそうだ。
そして、なお素晴らしいのは、その炭の行方で、
これらは出来上がったのちに備蓄され、災害の際に役立てるのだという。
こういった機械もきっと、男のロマン(笑)
木を押し出す仕掛けの先には大きな刃が待ち受けていて、
こんな太い幹もビシッと真っ二つ!
おじさんが言うには、「実際、新潟の震災のときには、ここの炭を送ったんだよ」
と、いうことだったが.....
こんな風に、ボランティアと、役所の仕事と、自然の共生が成り立つなんて、
なんて理想的な形なんだろう。
青い空に映えますな。
こちら『マンサクの花』
私たちは、いいお天気と、眩しい緑と、おじさんたちの汗に、
「ぽんっ♪」っと肩を押されて、
さらに足どりも軽く、公園内を歩き回る。
聞けば、ここの水車は、問い合わせの上、許可を得れば、
実際に粉を挽かせてくれるという。
昭和30年代までは神奈川県内でも、こんな水車がたくさん活躍していたそうだ。
押し付けではない、でもお飾りでもない。
私たちは、「お役所もたまには、粋なことをするんだねぇ!」と言いながら、
散策を続けた。
しかし、この公園。
まむしが出るそうで油断ならず!
あっ!?ほら、噛まれた(爆)
(もちろんウソです)