猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

思いは同じ

2008年03月14日 02時52分03秒 | 今日のちびくん

 

 

3月13日は、ちびくんの二度目の命日だった。

彼が旅立った、あの小雪のちらつく日から、もう二年。

ちびくんは相変わらず、ソファの定位置にいるが、
彼の小さな骨壷のカバーは、私たちに毎日撫で回されるせいで、
すっかり汚れてきてしまった。

 

 

今朝はあの日と正反対のいいお天気で.....

東の空には、ちびくんのまあるい頭とそっくりな、
まあるいまあるい朝陽が昇っていた。

『その時間』が過ぎたら、私たちは家を出て、
ちびくんの供養のために新しく建ててもらった卒塔婆と、
彼を見守って下さる延命地蔵尊にお参りしようと、
霊園へと向かうことが決まっていた。

 

 

車に乗り込めば、その窓には、
まるで春本番を思わせるような、強い陽射しがふりそそぎ、
霊園に着けば、以前と変わらず、敷地内で暮らす猫たちが、
のんびり、フレンドリーに迎えてくれる。

立派な供養塔の周囲には、ちびくんと同じように旅立っていった、
誰かの愛する大切な家族の卒塔婆が無数にならび、
そのどれにも、心からの愛情をこめてつけたのであろう、名前が記されている。

 

 

名前の上には、動物の種類も記されており.....
『愛犬』『愛猫』『愛ハムスター』『愛山羊』『愛アヒル』.....『愛うなぎ』まで。

動物の種類や大きさは違えど、そこにはみな、同じ思いがこめられている。

「どうか安らかでありますように」

「そしてまた、いつか一緒に暮らせますように」

 

それはきっと、旅立ちから、どれほど時間が経とうと変わらない。

私たちは、たくさんある中からちびくんのための卒塔婆を探し出すと、
そのすぐ側にある卒塔婆に『23年忌』の文字があるのを見つけ、思いを強くした。

「このワンちゃん。23年。毎年ご供養してもらってるんだね」

「そうだね。どれだけ経っても気持ちは変わらないもんね」

ゴンザは祈ったのち、遠くに目をやり.....

そこへ今日も、誰かの家族が旅立つために抱かれてやってきたのを見つけ、
堪えきれずに泣き出した。