この二日間。
荒れに荒れた日本列島。
この時期の強風は花たちにも苛酷な試練だったろうな。
このツバキも落ちちゃったかしら?
昨日は、お彼岸とあって、我が家でもゴンザ母の墓参のため、
朝から静岡まで出かけてきたが.....。
強風吹き荒れ、雨が叩きつける中。
仕事終わりのゴンザが運転する車は、途中幾度も横風にあおられ.....
車窓から見える山の斜面では、多くの樹木がその枝をしならせ、
中には折れてしまったものもチラホラ。
我々はあらためて自然の猛威に恐怖する。
そして、墓地が近くなれば近くなるほど、押し寄せる次の恐怖。
厚い雲に覆われた霊峰富士も、
なにやらこれから始まる私の恐怖を知っているかのように黙り込む。
嗚呼!
この時期足を踏み入れるにはあまりに恐ろしい、あの、列島危険地帯!
そう。
強風であればあるほど、破壊力を増す、あの悪魔。
あの悪魔が、そこには待ち受けていたのだ!
この道が恐怖への序章
.....私は震える。
これから踏みしめる大地の色を思って。
荒れ狂う風が運ぶのは、
自然を操ろうと驕った、あまりに無計画な人間への、神の怒りか!?
諦めのため息をひとつつき、私は車外へと足を踏み出す。
そして、無数の悪魔の視線に縛られ、その場にただ立ち尽くす。
「う、うぎゃああああ~~~っ!!これっ、これっ、全部花粉~~!?」
遠くでは、墓地の管理者と見られる男性が、まるでゴーストバスターズよろしく、
太いホースのついた機械を背負い.....
無限に降り積もる恐怖の大王を、気休め程度に吹き飛ばす、
虚しい作業を続けていた。
無力な人間をあざ笑うかのように聳える、悪魔たちの母。
ああ、あなたたちには罪はないけど。
正直、斧を持って暴れたい(泣)
.....が。
一時間後。
案の定、私の口の中や喉は、みるみるうちに赤く腫れあがり、
猛烈なその痒みは、正気を失わせるに充分な苦悶を与えたのであった。
思わず人生初の都々逸をうなるほどに(笑)
「erima泣かすに こぶしはいらぬ
杉が一枝あればよい あ~こりゃこりゃ♪」
ええ、ええ。それでも食うものは食いますとも。
こちら東名高速海老名SA(のぼり)のたこ焼き。
いや~、相変わらず美味いっ。
こちら塩ねぎマヨたこ。
でもね、おにいちゃん。
注文したのはフツーのねぎマヨたこ焼きだったんだよ。
まあ、美味かったからいいけどね(笑)