猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

erima、24時間クッキング  - やってみてわかること -

2008年03月28日 23時57分12秒 | 美味しいもの

畑への往復に使うサイクリングコース脇に、
あまりにたくさんのつくしが生えているので....
摘んで持ち帰ってみた。

 

つくしは頭の開いていない緑のものほど苦く、
好きな人にはそれがたまらないらしい。
節の間が狭いのが美味しいという説もアリ。

 

今は遠い記憶の中では、子供の頃、
つくしが食べられると聞いて持ち帰ったものの、
自分で適当に料理してみたそれは、
あまりに苦くて少しも食べられなかったものだった、
が.....。

今やもう、大人を通り越しておばさんとなった私(笑)
味覚もすっかり渋好みとなり、つくしに再チャレンジするには、
ちょうどいい頃合いに違いない。

私はネットで詳しい調理法をいくつか検索してみると、
さっそく下ごしらえにかかった。

 

つくしのハカマはカサカサしていて、なのに意外にしっかりついてて、
なかなかに取り除くのが大変。
でもハマるとこれが結構楽しい(笑)

 

まずは、つくしが新鮮なうちに、ハカマを全部取り除く作業。

しかしこれがまた、かなり根気のいる作業で、アクで手は真っ黒になるし、
胞子が飛んで、周囲は緑の粉だらけになるし、なかなかに手ごわい。

かといって、慌てて力を入れれば、ハカマと一緒に茎も「ブチッ」っと折れてしまうし、
もうここは腰を据えて、長期戦覚悟でコトに当たるしかない。

 

なんだかおどろおどろしいこの緑の粉。
これがつくしの胞子。
ちなみにハカマを除く作業をした右手はアクで真っ黒。

 

注意深く、小さなつくしのハカマをちまちまちまちま。

その作業が終わる頃には、なにやら脳内から変な電波も出て、
逆に快感になってくる(笑)

そして、ハカマを取り除いたつくしは、丁寧に水洗いをしたあと、
今度はアクを抜くために一晩水に浸ける。

数度水を取り替え、じっくりゆっくりと.....。

 

すっかりスリムに、すっきりした姿になったつくしちゃん。
この後、数度水を換えながら、一晩水に浸けます。
調理する直前に、一旦茹でこぼして。
茹で汁がアクで真緑になったのにはびっくり!

 

で。

今回はきんぴらを作ると決めたため、
一晩アク抜きしたつくしを、一旦茹でてから水にさらし、
ギュッと絞って、ゴマ油をひいたフライパンで炒める。

と、
あとは砂糖、醤油、みりんで味をつけて、
ハイ出来上がり!

ん~~~~♪
美味いっ!

 

ちょっぴり濃い目の味付けで仕上げたきんぴらは美味!
手間はかかるけど、春の香りが素敵~♪

 

丁寧に下ごしらえしたものは、やはり何でも一味違う。

子供の頃に調理したつくしが苦くてたまらなかったのは、
私がそれを知らなかったから、なんだな。

しかしそれにしても。
今回こうしてみてわかったのは、
昔のお母さんは偉かったなぁ、すごいなぁ、ということだ。

家族に美味しくて身体にいい旬のものを食べさせようと、
あの細かくて根気のいる作業を、忙しいさなかにしていたのだから。

 

畑ではじゃがいもの芽が出てきました。
しかしさて、ここに植えたのはどの種類だったか.....
(↑もう忘れてるヤツ・笑)

 

ちなみに最近では、つくしが花粉症に効くといわれているそうだが。

我が家でもこの春。
もう一度くらい、つくしを食べてみようかな。

なんでもつくしは、桜の散る頃に生えたのが一番美味しいんだって!

 

最近畑への途上でもトンビを見かけるようになりました。
今日はカラス二羽が、自分達の縄張りを守ろうと、
果敢に追い払いに行ってましたが、トンビは余裕しゃくしゃく。
どちらも生き抜くためだもんね。頑張れ!