猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

Tシャツのゆくえ

2006年08月21日 23時28分05秒 | 日記
ハイっ。
今週もやってまいりました週末日記。
今週のおちゃらけ夫婦は夏休みの遊び疲れもあって、わりにおとなしくしてました。

昨日は、ただ今、日本に帰国中のゴンザ姉が、もうすぐニューヨークへ帰ってしまうこともあって、ゴンザ家とお食事会。
たらふくお寿司を食べてまいりました。

で、その前。
土曜日にはこんなものも作ってみましたよ。

畑でトマトがたくさん獲れたので.....

                               手作りケチャップちゃん
                            
                            

トマトとたまねぎ、にんにくをフードプロセッサにかけて、塩砂糖で味付け。
煮詰めたものに酢を加えただけ。
とっても自然なお味で美味しい♪

トマトが思いのほか甘くて、お砂糖がもっと少なくてもよかったかもしれないけど.....。

このケチャップちゃん。
今日さっそく。
こんなものに化けました。 



ピーマン、にんじん、玉ねぎなどのお野菜、ご飯を炒めてケチャップで味付け。
おにぎりさんに。

ウメ・唐辛子ふりかけ・ケチャップご飯のおにぎりセットです。
これはゴンザのお弁当ね♪

で。
これが今週のおやつ。

近所にあるケーキ屋さんの激うまクリームブリュレとその仲間達♪

                                   

このクリームブリュレの容器。
空いたものを5個お店に持参すると、ブリュレ1個と交換してくれるという、
とっても素敵なシステム♪
もっとこういう習慣が他のお店にも広がればいいのにな~。

で。
今週はこんな写真も公開です。

実は夏休み最終日。
ゴンザ友人が泊まりにくることになったんですが.....。
夏休み中、遊びまくって家の中はグチャグチャ。

急遽、友人が来る前に大急ぎでお掃除をしたわけです。

と。
ゴンザが取り出してきた、1枚のTシャツ。
どうやら彼は、この変色して伸び伸びになってしまったTシャツを使ってトイレ掃除をしてくれるらしく、ハサミでチョキチョキ。
スソの部分を使って、せっせとお掃除に励んでくれました。
う~ん。
まるで主婦の達人のような技。

偉いぞ、ゴンザ!

でも.....
この余ったTシャツはどうするの?


そんな疑問を抱きつつ。
掃除が終わって、ひょいと静かになったゴンザを見てみたら......。

げっ。

げげげっ。

げげげ~っ!

そ、そこには。

めっちゃいい笑顔のグラビアアイドルがっ!


                         

       ピカ~ン   なんてらぶりぃ



ううっ。
超ボリュームのあるおなかが眩しいっ.....。

しかし。
直視していいのか、目を背けていいのかわからぬまま、とりあえずblog用に写真だけは撮っておこうとカメラを構える私の目の前で、次々とナイスなポーズを決めてゆく男がひとり。

ゴンザよ.....。
そこまでして笑いがとりたいか?

ああ.....
今PCの前で、
「今夜の夢にこの光景が出てきたらどうしてくれるんだ?」
と怒ってるあなた。
または、
「この夫婦はいったい何がしたいんだ?」
と、途方に暮れているあなた。

理解してくれとは言いません。
ただ、お願い

よろしければ、ちょっとだけ。
ちょっとだけ、笑ってやってください。

審美眼不足?

2006年08月20日 12時56分35秒 | お出かけ
昨日に引き続き、芸術鑑賞リポート。

この夏休み中。
実はこんなものにも行ってきました。

『エルミタージュ美術館秘蔵 エミール・ガレとドーム兄弟 - フランスからロシア皇帝への贈物』

渋谷Bunkamuraで7月8日から8月27日まで開催の展覧会。

私が神と仰ぐエミール・ガレの展覧会。
しかも今回はエルミタージュより日本初公開のものもあるとあって、鼻息も荒く、出かけてきましたよ。

でも.....
何かが違う。

正直、いつもガレのガラス器を目にした時に感じる、圧倒的なオーラも、溢れる色彩も光も、あまり感じられなくって.....
展示してあるテーブルの象嵌にも、なにかしっくりこないものを感じる.....。
数人が協力して作ったにしても、
「ガレのテーブルにこの脚は有り得ないだろう」
って感じで。

この感じはいったいなんだろう?

照明にも、作品の展示の仕方にもすごく疑問を感じたし、作品の汚れも非常に気になる。
すなわち、ガレの作品自体がここでは、すごく雑に扱われている感があるのだ。
(それともエルミタージュでの保管状況が悪かったのか?)

ただ置けばいいってもんじゃないんじゃないの?

やっぱり、ちゃんとした美術館じゃないからなのかなぁ。

もちろん、私は専門家じゃないし、お前ごときに何がわかるかと聞かれれば、すみませんと答えるしかないが、以前、江戸東京博物館で催されたガレ展で、もうため息しか出ないくらいに感動したので、今回は非常に不満。
非常に非常に不満。

しかしそれに反して、後半。
量産型のガレ、ドーム、ラリックに関しては、結構見ごたえがあったのよね。

これってどうして?
う~ん............

とにかく、私の審美眼不足なのかもしれないけれど、何か釈然としないものを感じた今回のガレ展なのでした。

おお、そうだ!
釈然としないといえば、チケットを買うときのこと。

明らかに大人が作った小学生の声色で
「すみません、小学生2枚くだちゃい」
と言って、売り場のお姉さんを笑わせようとしたゴンザよ。
お願いだからやめてくれ。

いつもながら
「すみません。本当にすみません.....」
と謝る私の身にもなってくれって。
確かにお姉さんは笑ってくれたが、
「もう、もし笑ってくれなかったらどうするつもりなのよ~!」
と言った、私の気持ちはウソじゃない.....。

隣の窓口のお兄さんは肩を震わせて笑っていたがな(笑)

ま。
何はともあれ。
芸術2連発の夏休み。
我が家の場合、こうしていつもどおり、ゴンザのおちゃらけで終わったわけでありました。

プライスさん、ありがとう!

2006年08月19日 02時41分37秒 | お出かけ
ゴンザの夏休み中。
以前から気になっていた、東京国立博物館で開催中の
『若冲と江戸絵画展 - プライスコレクション -』を見に行ってきた。

7月4日から8月27日まで開催のこの展覧会。
伊藤若冲のものを中心に、近年になって脚光を浴びるようになった江戸時代の作品を展示しているのだが、これらの優れた作品を収集したプライス氏の、
「江戸時代にガラスケースはなかった」
とのポリシーの元に、一部作品がガラスケースなしに展示され、
しかも、光と影の文化である日本の家屋にそれらが飾られた状況を再現しようと、照明に工夫もなされている。

順路でいけば最後の部分。
薄暗い一室に設けられたコーナーでは、作品達は、それぞれ一点一点が、朝の光、昼間の光、夕刻の明かり、ロウソクのゆらめく明かりと、変化してゆく照明に照らされ、その作品の前で一日を過ごしたかのような疑似体験をさせてくれるようになっている。

目の前で、光の角度、色、ゆらめきの中、驚くほどにその表情を変えてゆく作品たち.....。

朝陽に、または夕刻の刹那に輝き、目の前に溢れるかのように迫りくる梅図屏風。
闇に沈む瞬間の寂寞感に、まるで自分が紛れ込んだかのように思わせる飛泉図。
ロウソクのあかりにゆらめき、恨めしげに凄みを増しながら、沈み、浮かび上がる柳の下の幽霊。

あまりの感動に動けなくなって、涙が滲み、照明が何度も、何日分も繰り返し変わってゆくままに見とれる体験の素晴らしさ。

出来るなら、この体験をさせてくれたプライス氏にお礼を言いに行きたい.....。

まさか、日本の美の心をアメリカ人に教わることになろうとは。

そして。
美術品を見る際に、それらが何のために、どこに置く為に作られたのかを考え、同様の条件化に置く事がどれだけ大切なことなのかを知り、これほどまでに感動するとは。

屏風の魅力を、私はこの展覧会で初めて知った。

最後の一室でゴンザと、それぞれお気に入りの作品の前で何日分もの夜明けと夕暮れを繰り返し体験し、互いにあまりの感動で言葉少なになりながら会場をあとにしたのち。

「会期は残り少ないけれど、絶対にもう一度見に来たいね」
と、興奮気味に話し合い、湧きあがる思いによろめくようにベンチにへたり込んだ二人だった。

空が、青い。

皆さん。
『若冲と江戸絵画展 - プライスコレクション -』
は、東京国立博物館で8月27日まで開催中です。
金曜は夜8時まで開館しているそうなので、お時間があればぜひ!ぜひ!お出かけになってみて下さい。

いや。
時間がなくても作って行って欲しい(笑)

それほど感動的な展覧会でしたよ。

ちびくんの帰宅

2006年08月18日 03時11分23秒 | 猫たち
ゴンザが夏休みに入った13日の朝。
異様な気配を感じて私が目を覚ますと、ゴンザが眠ったまま涙を流し、しゃくりあげるように泣いていた。

驚いて私が、彼を揺り起こすと、しばらくは現実と夢の区別がつかない様子。
私は心配で、事情を尋ねた。

「いったい、どんな夢を見たの?」と。

ゴンザは答える。
泣きながら、言葉もあやふやに。
息も出来ないくらいに咽びながら。

「ちびくんが、突然元気になって歩き出したんだよ」と。

私は。
どう声をかけていいかわからずに、それでも精一杯

「それはちびくんがゴンザに元気な姿を見せに帰ってきてくれたんだよ。お盆だもん」

と言った。

するとゴンザは

「うん。うん」

と、相変わらずしゃくりあげながら、ちびくんの名を呼び続けた。

そして今朝。
再び私はゴンザのすすり泣きで目が覚めた。
様子を見れば、どうやらまた今日も、夢の中で何かを見ているようだ。

私は。
13日の朝そうしたように、再び今朝もゴンザを揺り起こして訊ねた。

「いったいどんな夢を見ていたの?」と。

ゴンザは答える。

「ちびくんがここにいて、触ったら確かにちびくんの感触だったの」

と。

ちびくんは、いつもそうしていたように、ゴンザのわきの下のスペースにおさまっていたそうだ。

私は泣き続けるゴンザになんと言っていいかわからず、それでも

「それはちびくんがここにいるよって、教えてくれたんだよ」

と、そういった。

「だってちびくんはゴンザのことが本当に本当に大好きだったんだもの」

と。

彼らは。
本当にいつも一心同体のように行動していた。
そして今も。
ゴンザは小さなちびくんの爪の骨を身につけて仕事をしている。

ちびくんが旅立って5ヶ月が経ち。
ゴンザは悲しみをますます深くしていく一方で.....
私も
「そんなに悲しんでばかりいるとちびくんが心配するよ」
といいながら、ときおりどうしてあげたらいいのか、わからなくなる。

だからきっと、

「いつも一緒にいるよ」

そう言いたくて、ちびくんはゴンザの夢に現れたのだろう。
ゴンザが見たがっていた元気な姿を見せてくれるために。

そして。

「もう一度ちびくんにさわりたい」

そんなゴンザの夢をかなえるために、ちびくんは今日も夢に現れたのだろう。

だってちびくんはゴンザのことが大好きで、ゴンザが自分を大好きなことも知っているから。

だから.....
だから。

きっと、これからも毎日こんな風に。
写真みたいに。
ちびくんはいつもそうしていたように、ゴンザを見つめ、それからおもむろにトコトコトコと足音をたて、彼の脇の下や、足の間のスペースに収まるのだろう。

「ぼくはここにいるよ。ゴンザが大好きだよ」

と。

終わっちゃった.....

2006年08月17日 11時31分25秒 | 日記
ゴンザの夏休みが昨日で終わりました。
のんびりしたような、バタバタ忙しかったような、不思議な5日間だったけど、とってもとっても楽しかった♪

途中、ちょっとだけ体調不良もありましたが、すぐに復活。
心配して下さった皆さん。
本当にありがとうございました。

さっ。
これからちょこちょこと、出かけてきた場所のリポート記事をアップしてゆきますよ~。
キアゲハの幼虫も保護したし(笑)

このblogをはじめてから、2日も更新を休んだことはおそらくなかったので、きっと今夜はPC前から動けまい。

頂いているコメントへのお返事も遅くなってごめんなさいね。
もちっと待っててね~。