猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

ケツカッチンで花火ど~ん!

2006年08月14日 22時32分22秒 | お出かけ
さてさて。
夏休みも2日目の昨日。
今年も行ってまいりました、毎年恒例の東京湾大華火祭に。

本来なら、12日の予定だったこの大会。
都内近郊にカミナリを落としまくった大嵐のため、翌日に順延となったのですが.....。
そのおかげか、人出が例年より大変少なく、いつもは現地へ着くまでに大変苦労するところを、電車内もゆったり、会場までの道路ものんびりと歩くことが出来ました。
(いつもはごった返す人々で身動きもままならない)
おそらく、当初の予定だった12日も、夜はすっかり雨もあがっていたため、花火はあがるのだと思って出かけた方もいらっしゃったのではないでしょうか。
我が家では一昨年から協賛席を購入しているため、出かける前の下調べは必至ということで、当日ネットで決行の是非を確認していたのが幸いしました。
(実は12日。雨も降り出さないAM10:00の時点で中止が決定してました)

で。
13日は朝から良いお天気だったので、浴衣も着ることに決めたわけですが.....。

その前に。
例によって畑で、雑草をとったり、だんだんと実ってきたトウモロコシにネットをかけたり、汗だくでバリバリ働いてきました。

そして。
お次はお買い物。
何せ、先日阿波の姫より賜った徳島ラーメンとおじゃこが冷蔵庫で、今か今かと出番を待っているわけですし、夢枕には姫ご本人が立ち(?)
「徳島ラーメンとは、このようにして食するものなり」
と、お告げを下されたもので(笑)
こりゃ、食わずに夏休みは始まるまいってことで、必須アイテムを揃えて帰宅。
出かける時間も迫っちゃいるが、腹が減っては戦も遊びも出来ぬ。

と、いうことで、ゴンザと二人でキッチンに立ち、正しい徳島ラーメンを、姫のお告げの通り、作ってみました。


                  ハイッ!  

                                     いかかでございましょう?姫。


お味はもちろん激うま。
ポイントは、姫曰く、
「ラーメン+ほかほかご飯」
だそうですが、その他、ディテールも、なるべく忠実に再現出来るよう、頑張ってみました。

そして。
こちらも姫から賜った品で作った一品。
美味しいおじゃこで


  じゃこ飯~♪

頂いた初日はそのまますだちを絞って食べたおじゃこを、今度はすだち果汁を絞った酢飯に混ぜ込んで、畑で獲れた枝豆、大葉とあわせてみました。
ポイントは、寿司酢にもすだち果汁を入れ、また、混ぜ込む前のおじゃこにもすだちを絞っておくこと。

もう、これもまた激ウマ~♪
マジでとまらない美味さです。
なんといっても、このおじゃこが今まで食べたことのないような、お味なんですもの!

阿波の姫よ。
本当にありがとう♪

で。
夢中になって食べてたら、あらま大変出かける時間が迫ってる。
急いで仕度をして、バタバタ出かけていきました。
浴衣もちゃ~んと着ましたよ。

オホホ!顔はNGよん♪  


                     そして、現地に到着。
                     こんなのも食べてみました。
                     (まだ食うんかいっ!) 
                                   
                                   

                                      正しい花火の見かた(味方?)。


日の出会場からお台場、晴海方面を臨み......

                    ど~ん!  

ここからはもう、ノンストップです。
打ち上げ総数12000発の花火が東京湾に舞い、お腹の底まで大きな音が響きます。

やっぱ花火はこの音を体感しないと!

中でも数回上がる、尺五寸玉ときたら、それはもう見事!
空いっぱいに拡がり、降ってくる花火に酔い痴れるままにフィナーレへと突入すれば、今年の夏も、あっという間なのだなぁと、しみじみ思うわけです。
やっぱ花火の醍醐味は、この一抹の寂しさもセットなわけで。
だからこそまた来年の夏が輝き、待ち遠しく思えるのだと。


そして、帰り道。
徒歩15分の距離で花火があったとは思えないほど、閑散とした浜松町駅前まで、ゴンザと二人てくてく歩けば......。



今まで何度もこの場所を通っていながら、その存在に気づかなかった、古ぼけたビル。
フランク・ロイド・ライトも好んで使ったという、黄色いスクラッチのレンガと、柚がかかったような瓦(?)の屋根ががなんともいい味出してます。

浴衣なんか着てこんなビルの前にいると、なんだかタイムスリップしたみたい。


なんて.....。
二人で家路を辿ろうとする頃。

我が家では怒りに燃える人物(?)が。

                              だ~か~ら~。
                              留守番はいやニャって言ってるだろうがっ!

それまで夢の中にいた二人は、家で待つもうひとつの夢。
甘えん坊将軍の存在を思い出し、慌てて電車に飛び乗ったのでした。

あ~、忙しかった。

停電とかぼちゃと姫からの便り

2006年08月13日 02時50分58秒 | 
いつもより、少し早くやってまいりました週末日記。
今日よりゴンザが5日間の夏休みということで、さっそく朝から畑で奮闘してまいりましたよ。

今日はかねてより、収穫をいつにすべきか決めあぐねていたかぼちゃを収穫するつもりで、畑に入り、適期かどうかを見極めるため撫で回していたところ.....
茎からポロッ。
「げっ、取れちゃった.....」

いや。
葉も枯れてきていたし、収穫にちょうど良い頃合だったのでしょう。
ずっしりと重いかぼちゃは私の顔より大きく立派で、これから食べごろになるまで、陰干しされることとなります。


楽しみだなぁ~♪

一方.....


ゴーヤの棚ではこんなものも発見。                      
                               ゴンザの叫び。
                               「なんだこりゃあ~っ!」


答えは、熟れすぎたゴーヤちゃん。
江戸の昔、ゴーヤはレイシと呼ばれ、日よけの棚に仕立てられたり、観賞用として愉しまれたんだとか。
この赤い種。
聞くところによると甘いらしい。
グチャグチャになって下に落ちていたので、さすがに食べてみることはしなかったけど。
種だけとって、来年用に保存です。

で。
畑から帰り、朝ごはん。
今日はゴンザがまたまた市場で、今度は殻つきのホッキ貝を買ってきたので、それを食べましたよ~。

ハイ。
殻つきはこんな感じ。


ごろんと重い、立派なホッキちゃん。
殻を無理矢理「ごめんよ~ぅ...」っとこじ開けて、身をはずし、包丁で綺麗に開いてワタを取り出し.....
今回もホッキご飯、バター焼き、お刺身で楽しみました。
あ~、朝から満腹。

と。
玄関チャイムが
「ピンポーン♪」

やってきたのは.....
                                                                       阿波の姫よりの美味しい名産品。
                                                ありがたいなぁ。


おお、これは!
すだっちーずにおじゃこ、美味そうなラーメンに菓子ではないかっ。
いつも悪いね~、相棒よ。
これでこの休み中、我が家の食生活がさらに充実し、我々の体重がまたしても増えることが約束された。
俺はやるぜ.....。

でね。
本当は今日、我が家は東京湾の花火大会に行く予定だったんだけど.....。
朝10時の時点で大会そのものが順延決定(泣)

おまけに午後からはすんごい雨&カミナリで、もう一歩も家から出ることが叶わず。
だって、窓の外ではどっかんどっかんカミナリが落ちてるんだもん。

で、あげく我が家も停電よ!?
ま、なんとか15分くらいで復旧したけど、停電なんて経験したの、何十年ぶりだろ?

家から歩5分の日産スタジアムのあたりもすごかったし.....。
年に一度ここで開催されるスマップのコンサートに来ていた皆さん。
大丈夫だったんだろうか?
あ~あ。

しかし、夏休み初日に身動きがとれないとは、なんともストレスのたまるもの。
うが~っ!
明日こそは絶対、遊びまくるぞっ。

ウ○コヶ原の思い出

2006年08月11日 22時39分56秒 | ルーツ
子供の頃。
柘榴の花を見ると、それが実る頃を思い、とても楽しみだった。
小さな動物達がいる公園への坂道脇には桑の木があり、その熟した実を食べるのもとっても楽しみで。

今でも。
柘榴の花を見ると、それらのことを思い出す。

私は柘榴の実が大好きで、今でももげる位置にそれがあると、パカッと割ってかじりつく。
美味しくジューシィな果汁をこそげるように吸って、種を
「ぷぷぷぷぷっ!」
と飛ばすのもまた楽しい。

で。
実はゴンザが草野球をした後に、いつもみんなでおしゃべりする公園に柘榴の木があるのだが.....。
その柘榴の実も例外なく、私の楽しみのひとつであるのだ。

みんながおしゃべりしている間に実をもいで食べる。
時には、高い場所のものをチームの誰かがもいでくれる。

しかしある夏。
その中の最年少、当時20歳ほどの子が
「何それ?それって食べられるんですか?」
と本気で聞いてきたので、私はびっくりしてしまった。

そして。
柘榴を知らないのは彼だけでなく、彼と一緒に来ていた、やはり20歳の青年も知らないというのにまた驚いた。
しかし、彼らが生まれた頃にはもう、自然もあまり周囲には残っておらず、マンションばかりで庭に柘榴の木を植えている家もほとんどなかったのだと思えば、それも仕方ないかと思う。

私は、これはこうして食べるのだと教え、柘榴の実を差し出した。

が。
何せ、道端に生えているものなど口にしたことのない彼らのこと。
どうにも、目の前でもがれた得体の知れないものは食べられないらしい。
清潔な、整った環境で育った者らしく、彼らは私の差し出した柘榴を遠慮した。

思えば。
我々が子供の頃は、いかにしてあの家の柘榴をもいでやろう、とか、あそこの柿は甘柿だとか、ひそかな楽しみがたくさんあった。
スカンポをかじりながら父と歩いた河原。
野蒜を引っこ抜いて、歓声をあげた小さな山の斜面。

確かに、それを知らない世代にも様々な楽しみがあろうが、私のあの子供の頃の思い出は、今もキラキラ輝く。
綺麗に清潔に育った子供達は、もしこれからそれが維持できない状況に陥った時、どうしてゆくのだろう。
免疫なんか何にもなくって、すぐに病気になっちゃうんじゃなかろうか。

私とゴンザはよくこう話し合う。
「もし子供が出来たら、犬のウ○コを投げられる子供にしよう」
と(笑)
実際、ゴンザも子供の頃は犬のウ○コに爆竹を刺して爆発させて遊んだそうだし(汚っ!危なっ)、私も子供の頃、犬のウ○コが大量に落ちている原っぱで、妹と踏んづけないように歩くスリルを楽しんだものだ(時には踏んづけてしまったが)。

今頃はあの、妹と二人でウ○コヶ原と名付けた空き地も、なくなってしまっただろうし、犬の飼い主がその落し物を持ち帰る習慣のある昨今、現物を手に入れるのも難しいだろうが(笑)
(誰か、もし万が一私に子供が出来た日には、提供してください・笑)

柘榴の花を見ると。
色んなことを思い出す。

自分よりずっとずっと背の高いひまわり。
友達の家の庭でかじった金柑。

今年も、あの公園の柘榴が実ったら。
ゴンザと二人、種を飛ばして遊ぼうか。

今では、誰もその実をもぐ者がいないあの柘榴の木も。
きっとそれを喜んでくれるだろう。