叡山白の名札が見当たらなくなって久しい。もともと名札のついていた木は中央の背の高い老木であった。06年ころかと思うが、画像中央のやや左のT型のつっかい棒の上で切られている太い枝(芯が空洞)が手前のほうに下がってきていて、手の届くところに花が咲いていた。翌年だったか、その枝が強剪定されてしまい、わずかないじけた花しか咲かなかったので心配していたら、その翌年にはこの太い枝全体が枯死してしまった。なにしろ老木を二分する太い枝の一方が枯れてしまったのである。
名札はその垂れ下がった枝についていたのであるが、強剪定された枝が枯死したときはまだあったと記憶している。枯死した翌年に現在のように太い部分から枝が切られるとともに、名札が見当たらなくなったと思います。今日の散策でふととなりの木を見ると、なんとその枝に叡山白の名札がついているではありませんか。この木にはもともと名札がついていなかったので、これまでは品種名がわからない木としてあまり注目していなかったのです。
本当の叡山白はどちらの木なのでしょうか。以前名札がついていた老木のほうではないかと思うのですがどうでしょうか。名札は当時のものとは字体が違うので新しく作ったものと思われます。こう堂々と名札がついていると、後で名札をつけたほうなのかと迷ってしまうのです。花を確認すれば、ある程度はっきりすることですが、老木のほうははるか高いところにしか咲きません。
でも、当時の花の画像が雑草のHPにかろうじて残っていました。梅図鑑の花とよく似ています。新たに名札をつけられた木の花はどんな花が咲くのでしょうか。やはり叡山白に似た花でしょうか。それなら叡山白が2本あるということで喜びひとしおです。咲くのが待ち遠しくなりました。