先のブログは幼虫の成長の途中まででした。幼虫の中にはウマノスズクサからヤマボウシの葉に移ったのが2匹いました。先に移ったほうはヤマボウシの葉の裏(下側)にしばらく動かないでいたのですが姿が見えなくなりました。後からヤマボウシに移ったほうは葉の表(上側)なのですがその日のうちに弱って色が変わってしまい、蟻が集まってきました。
6月11日 後からヤマボウシに移ったジャコウアゲハの死体に蟻が群がっています。
上部の2匹の幼虫と蟻が群がっている幼虫の死体です。
上の棒の左側ふたつの黄色の矢印 と 死体は下の棒の右側の矢印です。
上の2匹は動き回っていて、互いに近づいた時の2匹です。大きさがかなり違うことがわかります。
6月12日 上の2匹は盛んにウマノスズクサを食べています。
大きい幼虫
小さいほうの幼虫
6月13日 今日も盛んに食べています。もうウマノスズクサの葉も残り少なくなってきました。
上の1は大きいほうの幼虫 下の2は小さいほうの幼虫
中間の矢印は食いちぎられたウマノスズクサの茎。このように食いちぎられた部位が下のほうに2か所あり、計3か所では茎の外周が食いちぎられて芯だけで繋がっています。
ウマノスズクサの茎が3か所もこのような状態になっても、茎はしおれることがないのが不思議です。
6月14日 今日はどう探しても幼虫が1匹しか見えません。大きいほうの幼虫がウマノスズクサの茎の先端にいます。
わずかにまだ葉が残ってはいるのですが、茎を食べています。葉を全部食べてしまうとウマノスズクサが枯れてしまうと思っているのかのようです。
6月15日 やはりまだ食欲があって、残り僅かな葉をも食べようか思案中かも
6月16日 1匹だけ残った幼虫が茎の下のほうに来ています。
茎の食いちぎられて折れたふきんをウロチョロしています。葉ではなく茎に興味があるようです。
6月17日 幼虫を見たのはこの日が最後でした。
幼虫としてはもう十分に大きくなっているようです。サナギになるために食草ウマノスズクサから離れていったと思われます。幼虫の多くは、サナギになるときは食草から離れてゆきますので、このジャコウアゲハも庭のどこか安全な場所へ移動して羽化する日まで眠りについたのでしょう。
ジャコウアゲハの幼虫の成長を見てきました。
5月10日 産卵 5個
5月22日 幼虫発見 4匹 孵化は数日前かも
6月 9日 1 幼虫の1匹がヤマボウシの葉裏へ移動 サナギにはまだ早そうだが動かない
2 下部幼虫1匹のところへカタツムリが来た 幼虫は中間の茎へ移動 茎が抉られている。この幼虫の仕業?
6月10日 1 ヤマボウシの葉へ移動2匹目 昼過ぎには死んで蟻が来る。翌日はたくさんの蟻が集まっていました。
2 9日に移動した幼虫の姿が見えなくなった。ウマノスズクサに幼虫3匹確認したので、戻ったのか?
6月11日 ウマノスズクサには上部に2匹の幼虫 盛んに食べている。2匹だけになった。
6月14日 幼虫は大きいほう1匹だけになった。
6月16日 幼虫が茎の下のほうに
6月17日 幼虫の最後の姿 サナギになるために移動したか。
不思議にまた疑問に思ったこと
1本のウマノスズクサ、それもヨトウムシに食われて葉が少ないのに、5個も卵を産み付けたこと。
孵化した幼虫の数は4匹。それが日を追うごとに数が減ったこと。
最終段階では大小2匹が残ったが、最後は大きいほうが1匹だけ大きいほうだけ残ったこと。
ウマノスズクサの茎が3か所も食いちぎられても枯れなかったこと。
カタツムリが現れて、幼虫が茎を移動したこと
幼虫が食草ではないヤマボウシに移動して、そこで死んだこと
このような一連の出来事が自然界では絶妙にコントロールされた状態で起こっていて種の保存がなされているのだろうか。
これらの一連の出来事を見てきて考えたことは
ウマノスズクサの毒に起因することがこれらのことを引き起こしているのでは?と思ったことです。
ジャコウアゲハの幼虫がウマノスズクサを食べるということは、大冒険であって、毒を克服できた幼虫だけが生き残れるのではないだろうか。そして毒に負けた幼虫は食草から離れて死ぬ。
もしかすると死んだ幼虫に蟻が群がったのは、蟻も毒を自身に獲得するためであったのかも。これも蟻にとっては冒険で幼虫にかみついた蟻の中にも中毒にかかったような様子が見られた。
あることないこと推理してゆくと、自然界は実に面白く興味ふかいものである。
6月11日 後からヤマボウシに移ったジャコウアゲハの死体に蟻が群がっています。
上部の2匹の幼虫と蟻が群がっている幼虫の死体です。
上の棒の左側ふたつの黄色の矢印 と 死体は下の棒の右側の矢印です。
上の2匹は動き回っていて、互いに近づいた時の2匹です。大きさがかなり違うことがわかります。
6月12日 上の2匹は盛んにウマノスズクサを食べています。
大きい幼虫
小さいほうの幼虫
6月13日 今日も盛んに食べています。もうウマノスズクサの葉も残り少なくなってきました。
上の1は大きいほうの幼虫 下の2は小さいほうの幼虫
中間の矢印は食いちぎられたウマノスズクサの茎。このように食いちぎられた部位が下のほうに2か所あり、計3か所では茎の外周が食いちぎられて芯だけで繋がっています。
ウマノスズクサの茎が3か所もこのような状態になっても、茎はしおれることがないのが不思議です。
6月14日 今日はどう探しても幼虫が1匹しか見えません。大きいほうの幼虫がウマノスズクサの茎の先端にいます。
わずかにまだ葉が残ってはいるのですが、茎を食べています。葉を全部食べてしまうとウマノスズクサが枯れてしまうと思っているのかのようです。
6月15日 やはりまだ食欲があって、残り僅かな葉をも食べようか思案中かも
6月16日 1匹だけ残った幼虫が茎の下のほうに来ています。
茎の食いちぎられて折れたふきんをウロチョロしています。葉ではなく茎に興味があるようです。
6月17日 幼虫を見たのはこの日が最後でした。
幼虫としてはもう十分に大きくなっているようです。サナギになるために食草ウマノスズクサから離れていったと思われます。幼虫の多くは、サナギになるときは食草から離れてゆきますので、このジャコウアゲハも庭のどこか安全な場所へ移動して羽化する日まで眠りについたのでしょう。
ジャコウアゲハの幼虫の成長を見てきました。
5月10日 産卵 5個
5月22日 幼虫発見 4匹 孵化は数日前かも
6月 9日 1 幼虫の1匹がヤマボウシの葉裏へ移動 サナギにはまだ早そうだが動かない
2 下部幼虫1匹のところへカタツムリが来た 幼虫は中間の茎へ移動 茎が抉られている。この幼虫の仕業?
6月10日 1 ヤマボウシの葉へ移動2匹目 昼過ぎには死んで蟻が来る。翌日はたくさんの蟻が集まっていました。
2 9日に移動した幼虫の姿が見えなくなった。ウマノスズクサに幼虫3匹確認したので、戻ったのか?
6月11日 ウマノスズクサには上部に2匹の幼虫 盛んに食べている。2匹だけになった。
6月14日 幼虫は大きいほう1匹だけになった。
6月16日 幼虫が茎の下のほうに
6月17日 幼虫の最後の姿 サナギになるために移動したか。
不思議にまた疑問に思ったこと
1本のウマノスズクサ、それもヨトウムシに食われて葉が少ないのに、5個も卵を産み付けたこと。
孵化した幼虫の数は4匹。それが日を追うごとに数が減ったこと。
最終段階では大小2匹が残ったが、最後は大きいほうが1匹だけ大きいほうだけ残ったこと。
ウマノスズクサの茎が3か所も食いちぎられても枯れなかったこと。
カタツムリが現れて、幼虫が茎を移動したこと
幼虫が食草ではないヤマボウシに移動して、そこで死んだこと
このような一連の出来事が自然界では絶妙にコントロールされた状態で起こっていて種の保存がなされているのだろうか。
これらの一連の出来事を見てきて考えたことは
ウマノスズクサの毒に起因することがこれらのことを引き起こしているのでは?と思ったことです。
ジャコウアゲハの幼虫がウマノスズクサを食べるということは、大冒険であって、毒を克服できた幼虫だけが生き残れるのではないだろうか。そして毒に負けた幼虫は食草から離れて死ぬ。
もしかすると死んだ幼虫に蟻が群がったのは、蟻も毒を自身に獲得するためであったのかも。これも蟻にとっては冒険で幼虫にかみついた蟻の中にも中毒にかかったような様子が見られた。
あることないこと推理してゆくと、自然界は実に面白く興味ふかいものである。
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