庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

ミセバヤの紅葉 花と紅葉2度見せる

2020年12月05日 | 庭の花たち

ミセバヤの紅葉 今年は見事に発色

花の時にも決して劣らぬ美しさに毎日見とれています。

ミセバヤの名前の由来について調べてみました。
公卿 柳原紀光(1746-1800)の随筆 「閑窓自語」植物部十七 草六に以下のようにあることがわかりました。
「故民部卿入道為村卿かたられしは、今世にみせばやといへるくさ鎮火の種をうゑもてあそぶ、これはかの卿の父、大納言為久卿の和歌の門弟に、吉野山の法師にてあなるが、奥山にて見侍りしくさとて、和歌をそへて贈りし、そのうたの句に、君にみせばやとの詞あり、これによりて見せばやとなづけおくよし、為村卿の返事ありしを、たしかにみられけるとなむ、」
冷泉為久(1686-1741)は江戸中期の公卿・歌人である。為村はその子で同じく公卿・歌人。
高野山の法師が、歌の師である冷泉為久に「君に見せばや(見せたいものだ)」と送ったとも言われているようです。
吉野山に生えていたのでしょうか。それとも高野山でしょうか。
奈良県ではヤマトミセバヤというのがあるそうです。

10月に咲いたミセバヤの花です。
10月の花と12月の紅葉と2回も楽しむことができます。吉野山の法師は花の時にみつけたのでしょうか。それとも紅葉の時か。
もしかしたら、花と同時に紅葉していたのでしょうか。
庭のミセバヤは葉のふちが濃色なので、カラスバと言われているものかもしれません。
ミセバヤの主な種類は ミセバヤ、エッチュウミセバヤ、ヤマトミセバヤ、ヒダカミセバヤのほか、カラフトミセバヤ、アポイミセバヤなどがあるそうですが、庭のミセバヤがどれなのかはわかりません。
時間と気力のある時に調べてみようと思います。



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