偕楽園拡張部でウメの見本園作りが進められています。
手前の大きな台形の土地、その先の小さな台形の土地、右側の三角形の土地の三か所です。
この大きな台形の土地には花梅が植えられます。
その先の小さな台形の土地には枝垂れ梅を。
右側の三角形の土地には実梅を植えるそうです。
植える場所には番号札をつけた杭があります。最終的には220種類を予定しています。そのうち190種類ほどが今日植えられました。
今年は蕾が膨らんでからの移植ですから、きれいな花は望めません。このところ晴天続きで土が乾燥しきっていますので、水をたっぷりと浸み込ませなければなりません。
というわけで花は来シーズン以降になりそうです。
場所は好文橋の下、下流側です。川が見本園の両側を流れています。
左側が旧桜川で、右側が現在の桜川です。
桜川にはコブハクチョウがいました。
ゆうゆうと泳いでいます。
ここから好文亭までの直線距離はおおよそ800mです。
左側の高い森は徳川ミュージアムです。中央の一番奥の森は左が好文亭がある偕楽園本園で、右は常盤神社です。
その右側に市街地の建物が見えます。画面中央の黒っぽいタワーは芸術館です。
手前の大きな橋の陰は好文橋です。
次の橋が梅郷橋です。梅郷橋の右側が四季の原です。
その次が窈窕橋です。梅郷橋と窈窕橋の間の左岸が窈窕梅林です。今最も開花率の高い梅林です。
その先に猩々梅林、田鶴鳴梅林と拡張部が続き、その向こうが偕楽園本園です。
偕楽園本園内の苗木畑です。見本園へ移植後ですが、まだまだたくさんの苗木が残っています。
これらの多くは、もう一つ計画されている品種保存園に移植される予定です。品種保存園は従来から偕楽園と弘道館に植えられているおよそ100種類の品種を将来にわたって存続させるためのものです。品種保存園は数年後になるかもしれません。それまではこの苗木畑です。
ここ数年で偕楽園の品種管理が非常によくなってきたと思います。そして、専用の品種保存園と見本園が具体的に動き出しました。5年後、10年後、そして50年、100年後の偕楽園がまさに梅の偕楽園として多くの人々の誇りの場所、楽しむ場所になってほしいと思います。