Tネット(教育基本条例下の辻谷処分を撤回させるネットワーク)では、7月14日に総会を予定しています。総会では、「君が代を憲法で強制したい安倍壊憲―憲法・メディア・天皇制」と題して山口正紀さんに講演をお願いしています。その山口正紀さんからの呼びかけです。東京方面の方、是非どうぞ。
人権と報道・連絡会の山口正紀です。
明日18日に開かれる下記の集会について、再度お知らせします。
壊憲NO!96条改悪反対1000人集会
日時:6月18日午後6時30分~8時(6時開場)
会場:豊島公会堂(みらい座、池袋駅東口下車、徒歩5分)
講演:奥平康弘(東京大学名誉教授)
発言:96条改悪に反対する各党議員、労働組合・市民団体代表など
資料代:500円
主催:壊憲NO!96条改悪反対連絡会議(共同代表=内田雅敏、二瓶久勝、山口正紀)
集会の趣旨
1947年5月3日の施行から66年、平和憲法が今、戦後最大の危機を迎えています。
第2次安倍晋三政権は、フクシマの被災者を切り捨てて原発再稼働に動き、TPP参加、辺野古基地新設、消費税増税へ動きを加速、ついに憲法破壊へ本格始動しました。
政権発足後しばらく、安倍首相は改憲などの主張を控え「安全運転」するとしていました。ところが3月末、日本維新の会・橋下徹代表が「自民、みんなとともに、参院でも改憲発議に必要な3分の2をめざす」と言明すると、いっきに「暴走」し始めたのです。安倍首相は4月9日の衆院予算員会で、「まずは96条を改正することで、新しい憲法をつくることが可能になる」と述べ、メディアは「改憲・96条が参院選の争点に」と報じました。
「96条改正」とは、改憲の発議要件を「各議院の3分の以上の賛成」から「過半数」に変えるというものです。
憲法は国家権力を縛り、国民の権利・自由を守るためのものです。だからこそ、改憲発議には「3分の2以上」という条件が付されたのです。それを、政権が、いつでも好きなように憲法を変えられるようにするのが「96条改正」。第1次安倍政権が制定した国民投票法には最低投票率の規定もなく、投票率40%なら5人に1人の賛成でも改憲できます。これが「96条改正」と連動した時、平和憲法はまさに風前の灯です。
96条改悪の先にあるのは、9条改悪=「米国と一緒に戦争できる国作り」です。それだけではありません。自民党改憲草案は、憲法を「権力を縛るもの」から「国民を縛るもの」に根本的に変えるものです。「国民の義務」を強調し、人権を制限する。中でも21条(集会・結社・表現の自由)に「公益及び公の秩序」を害しない限りという条件を付け、28条(勤労者の団結権)から公務員を除外するという「草案」は、労働運動・市民運動を敵視し、労働者・労働組合の闘いを完全に封じ込めようとする許しがたいものです。
昨年の総選挙で、衆院はすでに「自民・維新・みんな」の壊憲勢力が3分の2を上回っています。7月の参院選で勝てば、彼らは96条改悪へ、いっきに突き進む構えです。
私たちは2006年以来、国鉄闘争共闘会議に結集してきた労働組合を中心として「壊憲手続法の撤廃を求める実行委員会」を組織し、10回にわたって国民投票法反対する集会を重ねてきました。働く者が立ち上がり、職場・地域・街頭で連帯と行動の輪を広げること、それが壊憲を阻止する唯一の道だからです。
安倍政権が壊憲に動き出した今、この運動をもっと早く・広く拡大する必要があります。労働組合が前面に出、「憲法改悪反対」のさまざまな団体、個人と協力して「反壊憲統一戦線」を構築しなければなりません。その足がかりとして4月18日、「壊憲NO! 96条改悪反対連絡会議」が結成されました。
「6・18集会」は、96条改悪・壊憲に反対する皆さんの意志表示の場です。安倍・橋下らに「壊憲は絶対許さない」の思いをきっぱり突きつけようではありませんか。
集会では、民主党、公明党、日本共産党、社民党、新社会党の議員・役員から挨拶していただく予定です。「反壊憲統一戦線」作りに向けた第一歩にしたいと思います。
レイバーネットTVレギュラーのジョニー・Hさんが集会開会前の6時15分から約10分間、レイバーネットTVの憲法特集で披露された歌を歌います。こちらも、ぜひ聞いてください。
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