9月6日公開『ナミビアの砂漠』本予告
第77回カンヌ国際映画祭 国際映画批評家連盟賞受賞作とのことです。
『あんのこと』が良かったこともあり観てみました。
【感想】
カフェで友人と話す昔の知り合いの自殺の話も、後ろで見ず知らずの男性グループが話している
「ノーパンしゃぶしゃぶ」の話も同じように聞こえてきていて、別れた彼氏とする色々な話もそれほど
本人には深く根付いていない感じで、先行きが見えずこれからの方向さえ解らない現代をよく映画化していると思いました。
主人公が情熱的だったりにこにこしている様な映画よりもリアリティーを感じます。
河合優実さんは『あんのこと』も良かったですが、こちらは普通の人の役柄を上手く演じていると思いました。
河合優実さんが一人で白いTシャツ姿で道路を歩くシーンがありますが、歩き方が何か未分化な感じなので、
特定の人格を深く演じるよりも、未分化な役柄を演じるのが合っているのでしょう。
様々な境界が曖昧になっている現代を上手く表現した一作でした。
亜紀書房 - 「心のない人」は、どうやって人の心を理解しているか 自閉スペクトラム症者の生活史
京都府立大学の文学部で教えながら、発達障害当事者として色々と当事者研究の本を書かれたり
当事者の会を運営したりしている方の著書ですが、7人の当事者のインタビューをとりあげながら、
自らをマコトAとマコトBに分け、コメントを書かれた一冊です。
【感想】
発達障害当事者の方たちを取り上げていますが、それぞれ各年齢ごとに色々と考え、
漫画やアニメ、映画や本などから様々な物を取り入れて生きてきたことが分かる内容でした。
そのあたりが当事者の会などに出席したりして、同じ様な特性のある方々と交流している
主な層なのでしょう。
数年前に亡くなったうちの父親のようにずっと何かの言いなりになるのみで、周囲の人のことをほとんど気にしたり
考えたりしないレベルの発達障害の場合は、自分が何か周囲と違うということを感じる自分というものすら無いので、
当事者の会などに行っても会話に参加するなどは出来ずにいるのだと思います。
色々と考えたり感じたりしなくなるきっかけは、家庭内で暴力にさらされたり、特定の目標を決められて
何かをさせられる事が多いのでしょう。
そのあたりに関しては、自他境界というものがいかに必要なのかを考えさせるところです。
いかに生活の中に余裕や自由な時間が必要なのかがよく解るところです。
ルネ・デカルトは17世紀に「我思う、故に我在り」との言葉を残しましたが、近代化により
生活に余裕が出来たことで、自らいろいろ考える人が出てきたことで、その言葉が残ったのでしょう。
臨床心理の本などを読むと、10歳くらいから描画の中でも「川が立つ」というものが見られるようになり、
そのあたりから抽象的認識が始まるとのことです。
周囲と違う自己というものを認識するところまでいかなければ、SSTなどで色々と教わっても、
適切に使うことは難しいだろうと思います。
大阪サンセイで購入した根付にネコバスを付けてみました。
ネコバスにはアルミの針金を丸くして差し込み、それに丸カンを付けて
根付につなぎました。
ネコバス本体は、パジコのハーティクレイ・ソフトで作っています。
ネコバスの表面にはパジコの水性防水材を塗りました。
ハーティソフト - Products | 製品情報 | PADICO [株式会社パジコ]
水性防水材[ツヤなし] - Products | 製品情報 | PADICO [株式会社パジコ]
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