マチンガのノート

読書、映画の感想など  

SHOGUN 将軍 出演 真田広之 コスモ・ジャーヴィス アンナ・サワイ Disney+ 感想

2024-08-31 14:37:19 | 日記

米国で制作された日本の関ヶ原の合戦前夜を舞台にした連続ドラマです。

主人公のオランダ船の英国人航海士ジョン・ブラックソーン(コズモ・ジャーヴィス)と

通訳の戶田鞠子(アンナ・サワイ)を中心にドラマは進んでゆきます。

登場人物の人物像はもちろんのこと、様々なセットや衣装にも費用と手間を掛けているので、何かとありがちな、

嘘くさい日本という描写ではなく、しっかりと作られていました。

吉井虎永役の真田広之さんの演技には重厚感がありましたし、浅野忠信さんの役柄の演技も良かったです。

一部の会話シーンを除いて、ほぼ日本語のドラマですが、外国でも評価されただけのことは

あると思いました。

細川ガラシャを基にした、通訳の鞠子を中心に色々と展開する辺りはとても見応えがありました。

何よりも女性の行動で、大きく物語が展開する辺りは、現代社会を意識した脚本だと思います。

実際に関ヶ原の合戦は、様子見の武将が多かったとのことなので、様々な思惑があったのでしょう。

 

 

細川ガラシャ - Wikipedia

 


ひとの言いなりになる事について 2

2024-08-30 23:45:43 | 日記

何かと最近の若年層は自己感覚が希薄という事が言われているが、全寮制の学校などの

規則や指示、号令などで行動が決められるところに自己感覚が希薄な生徒が入ると、

自己感覚や主体性が育ちにくそうである。

そういった場合、様々な選択肢があり、かつ、個人の責任が問われるようになった現代社会には

向いていないタイプに、生徒は方向づけられそうである。

少子化にも関わらず、通信制高校などの従来の学校とは違うところに行く子どもの割合が増えているのも、

当事者たちが一律な教育や行動に向いていないことを自覚することが増えているからだろう。

 


ひとの言いなりになる事について

2024-08-30 23:09:32 | 日記

むかし通っていた予備校の教員の人で、何かと博識だが、ああ言えばこう言うという感じの

人がいた。本人が言うには父親がアル中で、何かと家で暴れていたそうだ。

授業の合間に、自分の育った家庭の話や自分の事など様々なことを話していたが、何故かいつもにこやかに話し、

話の内容とチグハグなことも多かった。

様々な面で貧しく育ったので、博識でも自己感覚が希薄で、何か日常的な事についての話を他人とすると、

言いなりになる面がかなりあったのだろうか。

様々な知識を身に着けて、観念的な話や抽象的な話について話せていれば、左翼の中では

居場所が在ったのかも知れない。

話の内容と表情がチグハグだったのは、臨床心理士の渡辺あさよさんの書いている、

言葉とイメージの解離というのがその人にもあったのだろう。