大阪のシアターセブンで日曜日の午前中からの上映でしたが、満員となっていました。
本作は海外の様々な映画祭で賞を受賞していて、上西監督も主演男優賞を受賞していますが、
何かと反射的に罵声を浴びせる役柄を演じていました。
鞠役の小南希良梨さんが何かと評価されていますが、母の凜役の古川藍さんの
駄目母役の演技が良かったです。
主人公の泥棒のカネダに罵られても、すかさず口汚く罵り返したり、おしゃれなカフェで
女同士で乱闘したりと、いろいろ熱演されていました。
上西監督のインタビューはこちらです。
映画『ひとくず』上西雄大監督が語る!!児童虐待の連鎖に加担しない 活弁シネマ倶楽部#76
上映後に刑事役の空田浩志さんと主題歌を担当した吉村ビソーさんが舞台挨拶をして、
監督で主演の上西雄大さんと、鞠の母役の古川藍さん、カネダの母役の徳竹未果さんが、
和歌山からリモートで舞台挨拶に加わっていました。
2月からは難波でも上映されるとのことです。
小さな劇団がどのようにこの映画を制作したのかも興味深いところです。
ハリウッドやネットフリックスでは巨大な規模で映画を作っていますが、
大きな予算や人手があるからよい映画が作れるという訳では無いようです。