肥満体でへんに真面目に大学警察の職務を遂行しようとするリチャード・ジュエルさんですが、
クレームが来て、そこを首になった後にアトランタ・オリンピックの警備員になっても、
真面目に警察と協力して公園を警備しています。
公園の爆弾の第一発見者となったことからヒーロー扱いされますが、
そのような事件の容疑者のプロファイルと一致する点があったので、
FBIが色々と探り始めます。
FBIも相手が足り無さそうと見て、上手いことジュエルさんが不利になるように持っていこうとします。
弁護士が下手に喋らないように言っても、警察に憧れるジュエルさんは何かと協力的に
対応するので、弁護士も怒って何回も注意します。
FBIが自宅のものを大量に押収して、その後、FBI、ジュエルさん、弁護士で話し合います。
ジュエルさんは自分が疑われていても、その後の警備の事や真犯人が野放しになっていることを
心配して、相手が自分を馬鹿扱いしていても協力しているのでした。
FBIや自分の面子を気にかけて上手くはめてやろうという優秀そうなFBI捜査員と、
自分が疑われていても広い視野で考える素朴なジュエルさんの対比が良かったです。
弁護士役のサム・ロックウェルさんですが、「スリー・ビルボード」では粗野な警官の役を
していましたが、今回の良心的な弁護士役もはまっていました。
C・イーストウッド監督の作品ですが、毎回ハズレがありません。
映画『リチャード・ジュエル』本予告 2020年1月17日(金)全国ロードショー